認定言語聴覚士は取る意味があるのか?
こんにちは。ヒルムーです。
今回は、「認定言語聴覚士は取る意味があるのか?」という内容になります。
まず、認定言語聴覚士について、説明を行いその後、デメリット、メリットをお伝えします。
認定言語聴覚士制度は2008年度から始まっています。
目的としては、
「高度な知識および熟練した技術を用いて高水準の業務を遂行できる言語聴覚士の養成することにより業務の質の向上をはかり、社会に寄与すること」です。
では、取得するためにはどうすれば良いかと言いますと、
取得するためには・・・
①基礎プログラム
②専門プログラム
③認定言語聴覚士講習会
をクリアしなければなりません。
以下、基礎プログラム・専門プログラムの流れになります。
(出典:一般社団法人日本言語聴覚士協会)
ちなみに私は、7年目に認定の取得(摂食嚥下領域)を行いましたので、それまでに専門の講習を受け終わりました。
以下は、認定言語聴覚士講習会についてです。
○参加条件:臨床6年目以上
基礎・専門プログラム終了
○開催時期:2日間×3回(全日程6日間)/年
○場所:全国色々(年によって異なる)
○開催領域
・摂食嚥下障害領域
・失語・高次能機能障害領域
・言語発達障害領域
・聴覚障害領域
・成人発声発語障害領域
となっています。料金は、8万円。+交通費等も含めると10万以上は使用しました。
開催領域については、他の領域も作るという噂もあります。
あと、私が参加した時は、認定より上の専門を作るという話もあったのですが今はどうなっているんでしょう。
さて、ここからは認定言語聴覚士は取る意味があるのかについてです。
こちらは、以前私がTwitterでとったアンケートになります。
認定言語聴覚士を取ってよかったかという質問に対して、約半数が取ってよかったと回答しています。
認定言語聴覚士をとるメリットとしては、
・認定を名乗る事で得意な領域を周囲に認識してもらえるようになった
・勉強するきっかけになった
・人との繋がりが広がった
・院内で顔と名前が知られ、嚥下について他職種から相談が増えた
・認定STということでもらった仕事がある
といったことが挙げられます。
一方、デメリットはと言いますと、
デメリット
・認定をとった事で周りから期待され、プレッシャーになった
・更新条件にある学会発表準備が大変
・お金がかかる
・取るだけでは意味がない
といったことが挙げられます(以前、複数人に調査した結果より)。
私は、3年前くらいに認定言語聴覚士を取得しましたのですが、認定を活かしきれているかと言われたら活かしきれてはいないです。ただ、名刺に記載をすると、医療職ではなく一般の方には受けが良いなと感じています。
あとは、私は嚥下が強みですが、その強みを証明する手段としても利用はしています。
これから認定言語聴覚士を取ろうと考えている方もいるとは思いますが、取るだけではあまり効果的ではないので、「何のために取るかをはっきりとさせておく」と良いと思います。
本日は、以上になります。
さようなら〜〜!!
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