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血糖値の安定がもたらす睡眠とは

こんにちは、栄養療法のきーこです。今日は、私と息子が経験した「歯ぎしり」の悩みを、栄養療法の視点からお話ししたいと思います。


息子が小さい頃から悩んでいた「歯ぎしり」。しかし、栄養療法を始めてから、歯ぎしりがなくなり驚きの改善が見られたのです!

歯科の先生は教えてくれない、栄養療法がその根本に迫る。

歯科では、夜中の歯ぎしりや、食いしばりにはマウスピースを作ります。しかし、「マウスピースを作っても、歯ぎしりでマウスピースに穴が開く」という経験はありませんか?穴が開くとまた新しいマウスピースを作るのです。歯ぎしりは続いているのです。歯科の先生は教えてくれない、栄養療法で、歯ぎしりの仕組みについて解明していきましょう。

実は、夜中に歯ぎしりをするのは、交感神経が刺激された状態と言えます。リラックスして眠りにつくはずの時間に、なぜ交感神経が活発になるのでしょうか?その答えは「血糖コントロール」にあります。

甘いものや、炭水化物の罠

日中に甘いものや炭水化物を食べ過ぎると、血糖値が急上昇し、その血糖値を下げるためにインシュリンというホルモンが大量に分泌されます。その結果、血糖値は急降下します。この時、体は低血糖状態になり、危険な状態だと察知して、体は寝ている状態であっても、緊急事態として察知し、交感神経を起こします。

体の緊急事態とは?

体の緊急事態とは何でしょうか?それは、太古の昔、狩猟生活をしていた私たちの祖先が獲物を追いかける時に出すホルモンです。瞳孔を見開き、獲物を凝視し、心拍数を上げる。体を「戦闘モード」にするためのホルモンです。そのホルモンはアドレナリンといいます。

現代でもこの仕組みは生きており、体が低血糖に陥ったときにはアドレナリンが分泌され、神経は「興奮状態」になり、入眠中には、歯ぎしりや食いしばりが起きるのです。

遺伝子に刻まれたサバイバル本能

低血糖が起こると、体はだるくなったり、冷や汗や眠気に襲われたりします。太古の昔は次の獲物が得られない状態は日常的にあったと考えられます。血糖値が下がり、体が動かせない状況になってしまえば、待つは死のみです。
それでは生きて行けません。どんなに空腹でも生きるためには血糖値は一定の状態を保つ必要があったのです。アドレナリンは、生きるために私たちに備わった本能なんですね。

では、血糖値をコントロールする方法はあるのでしょうか?

あります。食事の順番を変えることで血糖値の急上昇をかなり防ぐことができます。まずは主菜のタンパク質系を一番に食べます。そして、副菜を食べて、最後にご飯を食べます。
これをミートファーストといい、まずはタンパク質でおなかを満たすことで甘いもの、炭水化物を取り過ぎない結果となり、血糖値の安定につながります。

タンパク質の多い食品の紹介です。

動物性食品

  1. 鶏ささみ

    • タンパク質: 約23g/100g

  2. 豚もも肉

    • タンパク質: 約21g/100g

  3. 牛ひき肉

    • タンパク質: 約20g/100g

    • タンパク質: 約6g/1個

  4. マグロ(5切れ)

    • タンパク質: 約20g/100g(1切れあたり約4gと仮定して、5切れで約20g)

  5. 焼き魚(1切れ)

    • タンパク質: 約22g/100g(魚の種類により異なるが、一般的な白身魚の場合)

  6. 牛乳

    • タンパク質: 約6.6g/200ml(約3.3g/100ml)

  7. チーズ

    • タンパク質: 約5g/20g

  8. ヨーグルト

    • タンパク質: 約5g/100g

植物性食品

  1. 木綿豆腐(1/2丁)

    • タンパク質: 約8g(1丁あたり約16g、1/2丁で約8g)

  2. 納豆(1パック)

    • タンパク質: 約8g/1パック(約50g)

驚きの効果

特に、お出かけや祖父母の家で甘いものをたくさん食べてしまった日の夜には、息子は歯ぎしりをするのです。これは日中の血糖コントロールの大切さを再認識させられますね。

まとめ

日中の血糖コントロールを意識し、タンパク質をしっかり摂取することで、血糖のコントロールができ、夜中の歯ぎしりや食いしばりを防ぐカギとなるのです。血糖値が安定すれば、ぐっすりと眠れ、朝の目覚めも良くなりますね。


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