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2020年8月30日「真夏のラーメン」

地元紹介

僕は茨城県の大子町というところに住んでいるのだけど、描いている漫画の関係もあり地元のおいしいお店や面白いスポットをちょくちょく発掘している。それを皆さんにもおすそ分けしようという企みです。

今回は『奥久慈ラーメンなかざわ』にお邪魔してきた。

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グーグルレビューでは驚異の星4.4を叩き出している。いやがおうでも期待が高まる。日曜に訪れるとすでに駐車場に4、5台の車が停車しており満車のようだったので、辺りをぐるぐるしてもう一度行ってみたらちょうど1台出ていくところだった。店内はそんなに広くないが、ラーメン店としては普通程度だろうか。単独男性や夫婦のお客さんが目立った。

以前は、1日10食限定でしゃもラーメンというのがありそれが絶品らしいのだが現在は別のメニューに変わっていた。悩んだ末、僕はねぎ塩(¥750)を注文した。

ご主人は常連と思わしき客とコミュニケーションを取りつつも、手際よく5分ほどでラーメンを完成させた。

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ねぎこんもり。写真だと分かりづらいけれど、器がデカいので全体的にボリューミー。チャーシューも小っちゃく見えるけれど肉厚で大きさもそれなりにある。こう考えると、料理の魅力をちゃんと伝える写真を撮るのって難しい…。

麺は細め、味はさっぱりしていてスルスルと食べれる。何よりスープがうまい。もはやスープだけでも飲む価値がある。しつこくはないので沢山食べれそうだけど、ボリュームがそこそこあるので物足りなさは感じなかった。

ご主人1人で営業しているようだったけれど、無口な頑固親父的なタイプとは真逆のようで、接客対応は気さくな印象だった。帰り際に「うまかった?」と聞かれ、思わず「あ、はい…」と答えた(本当においしかったけれど)。確かに人気店なのも頷ける1品だった。今度は醤油味にもチャンレジしたい。


最近読んだ本

『あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン』とう本を読んだ。

僕は土曜日に放送されている、文化放送『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』という番組を毎週聴いているのだけど、そこに本書の著者である住吉雅美さんが出演されており、その人柄と専門分野に興味を持ち購入してみた。

そもそも法哲学とは何か?本書によると…

つまり、人間 社会 の さまざま な ルール の 中 で、 なぜ 法律 だけが 国家権力 による 強制力 を もつ こと が できるのか、 その よう な 法律 を 成立 さ せ 存在 さ せる もの は 何 なのかを 問う。 また、 はたして 議会 で 制定 さ れる 法律 だけが 法 なのか、 制定法 を 凌ぐ より 高次 の 法 が ある のでは ない か、 あるいは 制定法 よりも 人間 社会 の 多様 な 営み の 中 で 自生 する 法 こそ 重要 なのでは ない か、 などと 考え たり も する。 古代 ギリシア に 起源 を もち ヨーロッパ で 発展 し た、 歴史 の ある 学問 なの だ。

とうことらしい。

僕たちは法治国家で暮らしていて、法に従うことが当たり前の生活をしているけれど、その法は本当に正しいのか?そもそも法は必要なのか?という視点で法を考えてみる。

本書では、公共の場ではタブ-視されているようトピックも扱っている。例えば「自由意志で自分の臓器を売ることがなぜ禁じられているのか」という項目がある。なんか倫理的にアウトな感じがするから…ぐらいにしか僕は考えていなかった。体にメスを入れること(二重手術など)が、人によってはためらわれる(親にもらった体なのだから的な考え)ことの延長のように思う。

臓器はそもそも売り物ではない」という見解に著者は疑問を呈する。

第一 に、 物体 で ある 臓器 の 提供 に 金銭 的 対価 を なぜ つけ ては なら ない のか、 という 疑問 で ある。 臓器 を 提供 する に し ても 無償 で 贈与 する 場合 には 人道的な 社会奉仕 だ として 賞賛 さ れる のに、 有償 で 提供 する と なっ た 途端 に 奉仕 では なく 金 稼ぎ だ と 非難 さ れる のは なぜ なのか?

うむ。たしかに。

本書によれば、かつては日本でも売血制度があったらしい。ところが当時の売血者には不健康な人が多く、病気を罹患する人が出てやがて廃止された。それにより輸血用の血液不足を補うために、皮肉にも売血制度がある諸外国から大量に血液を輸入しているそうだ。

このように、正解が分からないことがらをいくつも提示される。時折、作者の強い主張や(あえて)極端な例が挟まれることもあるけれど、基本的には様々な角度の考え方を示して読者に考えさせるスタイル。

正直、難しくて「ん?どゆこと?」となる箇所もあったけれど、文体はフランクで例えも今っぽい砕けたものをチョイスしてくれているので、興味を持って読めると思う。


最近のエンタメ

最近は鬼越トマホークに注目している。テレビはほぼ見て無いので専らYouTubeなのだけど。

世間の流れ的にコンプライアンスが重視され、誰も傷つけない笑いが主流となった現在において、先輩芸人に噛みつき悪態をつく彼らは特異な存在だろう。「いつ干されても良い」という覚悟を持っているからこそ成せる立ち回りだと思う。YouTubeをつぶさに見ていると喧嘩芸だけの芸人ではなく、トークも面白いし、相方想いな一面も見えてくる。

相方のために料理を作って二人で食べている動画なんかは何とも言えない気持ちになってくる。客観的に見れば、30代半ばのおじさん二人の料理動画を30代半ばのおじさんがニヤニヤ見ているという地獄の構図なのだけど。まだ可愛い女YoutuberのASMR動画を見ている方が健全であるとも言える。

彼らが喧嘩芸だけでは無いことを、是非確認してみて欲しい。おススメは、爆笑問題カーボーイの鬼越トマホークゲスト回と、1回目の鬼越トマホークのANN0(オールナイトニッポンゼロ)。何かしらの方法で視聴して欲しい。あと、吉田豪さんの番組に登場した回。お二人のポテンシャルの高さをうかがい知ることができる。これは非公式にアップされたものだけど、一応豪さんが許容しているということで、ギリセーフみたい。


プチ恋愛話

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