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言いたいことが言えない

「まゆみさんは、実は言いたいことが言えない人なのよ。」

「まゆみさんは、実は言いたいことが言えない人なのよ。元気で明るくって人懐こくって、自分で仕事バリバリしているから、一見、バシバシ人になんでも言える性格に見えるけど、実は全然言えない人なのよ。」

先日、東京・白金 week shop 今日は、の木曜日[自然を食べて自然になるオーガニックごはん]「KARIN organic」のKARINさんのごはんをお店の中で美味しく頂いているときにKARINさんにこう言われた。9月も中旬を過ぎたというのに気温が高くて、ピーク時間を過ぎた15時ごろ、店内は私だけだった。その日も大盛況で、カラフルに並べられているオーガニックデリはほとんど売り切れ寸前だった。それもそのはず、KARINさんのごはんは一つ一つちゃんと考えられていて、その上美味しくってヘルシーで本当にいつも感動のレベルなのだ。

「言いたいことが言えてない」

そう言われてドキッとした。言いたいことが言えてない。びっくりするくらい図星だなぁって思った。そうなんだ。私、言えてないんだ。言えてないというか、そもそも言いたいことを「言えた」ことなんてもしかしたらないのかもしれない。正確には、どうでもいいことは言えているのかもしれない。でも肝心なこと、こう言われたら、こう思われたら、いやだなってこと先回りして考えちゃうと、結局言えてなかったと振り返って思う。

ダメだと思っている。

これはきっと私だけじゃないと思う。多かれ少なかれ、世の中の大半の人は言いたいことが言えていない。立場的に上の人に「そうだよね?」なんて同意を求められれば、とりあえずその場をうまく立ち回るために、そのことに対してそう思わなくても「そうですね」なんて言うことはあり過ぎて話にならない。他にも、親にだって、親友にだって、大切なパートナーにだって、立場とか、肩書きとか、上も下もそんなものないのに、ある訳ないのに、それでも自分の本当に思っていることを言うということを私たちはダメだと思っている。無意識に自然とそうなっている。仕方ないよね。もう随分とこうやって生きてきたんだから。だから、ここで変えて行かなきゃいけないんだ。変えていくしかないんだ。

言いたいことを言う

さて。ではどうすれば?ということなんですが、答えは、言いたいことを言う。笑 以上ですね。が、とはいえ、、ですとはいえ、、。ねぇ。言えるならとっくに言っているわけで、、。だからシンプルに地道に言いたいことを言っていくことを積み重ねていくしかないのですよね。でも、どうやって、積み重ねるんだろう。それは、小さな積み重ねしかないのだと思う。例えば、普段の会話に注目してみる。ちょっとした人とのLINEのやりとりも、自分の中でうっとなった瞬間にそれと向き合ってみる。「本当はどうしたいんだろう?」って考えてみて「本当はどう言えたらいいんだろう?」「それはどうして?」そんな風に自問してなるべく自分の軸で返してみる。んー実にめんどい作業だ。でもやっていくしかないのだと思う。

耳が痛い言葉ほど

正直KARINさんにこのことを言われたとき、耳が痛かった。私はもっと言えていると思っていたし、そう信じていた。でも私の中のこれまでの言えてない今までの自分が騒ぎ始めたのだ。「ねぇねぇ、全然言えてないじゃん!って。言ってる風とかもういいよ!ちゃんと向き合ってよ」って。ふぅ。やれやれです。

言いたいことを言うということ

ということで、遅まきながらまた始めていこうと思う。言いたいことを言うということは、未来をとてもいい方向に変えるということなんだと思う。

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