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Early Noise ざわつくNoise

「最近J-popの勉強のためにこれ聴いてるんだよね」

埼玉の所沢に大好きな友達夫婦のお家があって、私はよく所沢に行く。駅から8分ほど歩いたら着くお家なんだけど、この家がイチイチ洒落ている。海外ドラマに出てきそうな家が12棟くらい立ち並んでいて、この一角だけ「え?ここはビバリーヒルズ?」ってぐらい素敵なお家。(ビバリーヒルズ行ったことないけど笑)

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所沢って都内からそんな近くはないけど、私はしょっちゅうその友達夫婦のお家に3ヶ月に一回くらいのペースで泊まりにいく。

奥さんのまどかちゃんは、何をしてもセンスが素晴らしきおしゃれさんで、そんでもって薬膳漢方スタイリストでもある。彼女が作る料理は、いつも私を幸せにしてくれる。まどかちゃんがキッチンで料理をしている間は、私と旦那さんはPCに向かいながら仕事をしている。たっちゃんは音楽関係の仕事をしている。だからBGMはDJTACHIKAWAセレクト。

ふっと顔を上げると、たっちゃんがMacTVの画面をカチカチしながら

「最近、J-popの勉強のためにspotifyでこれ聴いてるんだよね」という。


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「へーそうなんだー」そう言ってテレビの画面に目をやると「Early Noise」って表記がある。spotifyのプレイリストの名前らしい。これから売れるであろうアーティストをピックアップしてお届けしているプレイリスト。下を見ると、タイトルなのか、バンド名なのかわからない表記がずらっと並んでる。オシャレなCDジャケット、ふわーんと広がる若い世代特有の音の作り方、「この曲もいいねー」なんて言いながら、ふと思った。

「Early Noise?ノイズ?」
「なんでNoiseなんだろう?」って思った。

「ねーたっちゃん。Noiseって騒がしいって意味だよね。PUSHしたいアーティストなのに、なんでわざわざNoiseって言葉を使うんだろう。」

「ほんまやなぁ。spotifyの知り合いに聞いてみるわー」

音楽関係の仕事を関東で20年近くしているたっちゃんにはspotifyに知り合いがいるんだ!さすが!と思いながら、その返答を待つことにした。それから都内に戻って私も仕事をしながらすっかり「Early Noise」を聴くようになってた。で、、聴きながら改めてなんでNoiseなんだろう?ってずっとそのことが頭から離れなかった。この逆説にはきっと意味があるんだよなー。そう言えば、私の好きなI don't like monday/全部あなたのせいなんだ って歌も逆説的な意味でこのタイトルを使っていたな。


後日、たっちゃんからLINEが。

「Early Noise」は、”ざわつかせたい”という意味が込められているんだそうだよー spotify公式回答より 

”ざわつかせたい”

やっぱり逆説だった。

こういうのいいね。ざわつかせたい。いやーしびれます。noiseって直訳すると騒がしいって意味で一見ネガティブなイメージに捉えられる。でもざわつくnoiseって想像するとすごくワクワクする。ざわついて欲しい、そういうNoiseなら聴きたいもんね。あぁ、、この逆説的な言葉の表現に心が踊る。

こーゆーネーミングセンスに本当に脱帽する。言葉が好きだからかな。日本語っていいなって思う。英語の意味と日本語の意味をミックスして理解できて捉え方でいろんな風に楽しめる。

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どうせなら、いつもざわつくNoiseを届けたい。

そんな風に自分も発信していきたいな。改めてそう思った。そろそろ私からざわつくNoiseがあたなに届きま〜す。

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