【麻雀】初心者目線による分かりやすい麻雀「最初に覚える物と役一覧」
最近、麻雀ゲーム「雀魂」やプロ麻雀リーグ「Mリーグ」などの浸透で、麻雀の知名度が上がってきていますよね。
私もつい最近麻雀初めて、ようやくルールを覚えてきた初心者です。
しかし・・・
麻雀初心者の方々ならば強く同意いただけると思うのですが、麻雀のルールって覚えにくくないですか!?
しかも、悪いのは麻雀のルールの方ではありません。
解説サイトとかYouTube解説動画とか、どいつもこいつも軒並み分かりにくくないですか!?
意味わからない専門用語(しかも漢字で読みがわからない)を使ったり、どの役がポン・チーできるのか分からなかったり・・・
なんだか、せっかく麻雀を覚えはじめた身としては、麻雀の分かりづらさ・とっつきにくさって、ゲームそのものよりもむしろ解説側に問題があるような気がするんですよね・・・
そこで!
正真正銘の麻雀初心者である私が、麻雀始めたてのときに思った疑問・分かり辛いポイントをもとに、完全初心者向け「最初に覚える物」&「役一覧早見表」を書いてみました。
この記事の対象者は、「麻雀の大まかなルールは見てみたけど、難しくて分からない・覚えられない」、「他にどんな役があるのかわからない」と思っている初心者の方向けです。
あくまで自分が分かるようにしたメモ書きなので、誤解を招く表現があるかもしれませんが、大目に見てください(明らかな間違いがありましたらご指摘いただけると幸いです)。
この記事は3ステップで書いています。
超基本ルール「トリオ4つとペア1つ」
最初に覚える役
その他の役一覧早見表
すでに分かる部分は飛ばして読んでください。
1.超基本ルール「トリオ4つとペア1つ」
基本ルール
麻雀は、牌(パイ)を順番に引いては要らない牌を捨て、の繰り返しを行って、先にキレイな形を揃えた人がアガリ!というトランプのようなゲームです。
キレイな形とは、3枚トリオ × 4組 & 2枚ペア × 1組(=合計14枚)の形です。
(その他の形もありますが、初心者はまだ覚えなくてOK)
まずプレイヤーは、13枚の牌を持ちます。
自分の番が来たら、追加の1枚を引いて14枚とし、形が揃っていなければどれか要らない牌を捨てて13枚に戻します。
これを繰り返して、だんだんトリオ4組+ペア1組を揃えていきます。
例えば、次のような形を揃えます。
222 345 789 中中中 南南
一番右の「南」2枚がペア1組、それ以外が3枚トリオ4組です。
ペア(アタマと言います)は、同じ種類2枚を揃えます。
トリオは、222や中中中のように同じ数字・文字を3枚揃えてもいいですし、345や789のように階段の形にしてもOKです。
(ただし、912のような9と1を繋げた階段はできません)
牌の種類には、数字の牌(数牌)と文字の牌(字牌)があります。
数字は3種類、文字は7種類です。トランプと同様、必ず同じものが4枚ずつあります。
先ほど説明した、トリオ4組+ペア1組の「キレイな形」を揃えるためには、ペアやトリオの中身は、同じ種類の牌でなければいけません。
例えば、
四五六 222 567 ①②③ 東東
などはOK。
1組のトリオに複数種類の牌を混ぜるのはNGです。
四56 2二② 56七 1②③ 東東 ←これはダメ!
ポン・チーする(鳴く)
麻雀は基本的には、順番が回ってきた時に引いた牌を揃えていくので、そうなるとほぼ運任せです。
しかし、自分がトリオを作れる一歩手前の場合、他の人が捨てた要らない牌を奪い取ることができます。これをポンやチーといいます。
ポンやチーをすることを「鳴く」と言います。何回でも鳴けます。
アガり(和了・ホーラ)
さて、ゲームが進むと、あと残り1枚でトリオ4組+ペア1組が完成してアガれる!という状態になると思います。ワクワクしますね。
この状態を聴牌(テンパイ)と言います。
このテンパイ状態になると、ポン・チーなどの「鳴き」とは関係なく、他人の捨てた牌が欲しければ奪い取ってアガり、強制的にゲーム終了とすることができます。(これは鳴いた扱いにはなりません)
この他人の牌を奪ってアガることを「ロン」と言います。
もちろん自力で欲しい牌を引いてアガることもできます。これを「ツモ」と言います。
ロンもツモも、麻雀を知らない人でも聞いたことのある有名な言葉だと思います。
両者は名前が違うだけで、どちらも「アガり」という意味です。
アガるためには「役」が必要
ところで、「じゃあポン・チーして鳴きまくれば、すぐトリオ4組+ペア1組を揃えてアガれるじゃん!」と思うかもしれません。
が、最後にもう一つのルールとして、アガる時には最低1つ以上の「役」という条件を満たすことが必要です。
「役」の種類はたくさんあります。次章で、初心者がまず覚えるべき役をご紹介します。
ここで厄介なのが、「役」によっては一部、「鳴いてはいけない(ポン・チーしてはいけない)」ものが存在する、ということです。(鳴くと役の条件を満たさなくなってしまう)
だから計画的に、どの役を付けるのか?その役は鳴いてもいいやつなのか?を考えながら、無闇矢鱈に鳴かないでゲームを進める必要があります。
しかし当然、初心者のうちはそんなこと考える余裕はありません・・・。
なので、混乱を招かないよう、次章2. で簡潔に役をご紹介します!
2.最初に覚える役
最初は下記3種類を覚え、どれかの役をつけてアガリましょう。
もちろん同時に複数の役をつけてもOKです(貰える得点がUPします)。
■ 「立直(リーチ)」 ※ 鳴いてはいけない役
読んで字のごとく、あと1枚揃えばトリオ4組+ペア1組が完成する状態(テンパイ状態)になったら、「リーチ」と宣言します。
宣言さえすれば、どんな状態であっても立直(リーチ)という役が1つ付きます。
だから初心者でも、役を何も考えなくとも、最後に立直さえ宣言すれば役が付いたことになるので、アガれます。便利な役ですね。
ただし、立直は「鳴いてはいけない」役です。
「鳴いていない」状態を「門前(メンゼン)」と言いますが、立直はこのメンゼン状態でしか宣言することができません。つまり、一度でもポンやチーをしてしまったら、立直することはできなくなります。
また、立直の宣言後は下記制限が付きます。
■ 「白、發、中」「場風牌、自風牌」 ※ 鳴いてもOK
それぞれ ハク、ハツ、チュン、バカゼハイ、ジカゼハイ、と読みます。
役の名前がなんだか分かりにくいですが、要するに「文字の牌」全般のことです。名前は覚えなくていいです。
当該する文字の牌(白、發、中、東、南、西、北)を同じ種類3枚揃えれば、それだけで役1個分になります。例えば、白白白 など。
これらは鳴いてもOKな役(ポンしてOK)です。
ちなみに何回鳴いてもOKなので、文字だけじゃなくて他の数字の牌を揃える時にも自由にポン・チーしてOKです。
ここで注意。白、發、中は誰が3枚揃えても役になりますが、東、南、西、北は人によって役になる牌が異なります。具体的には下記2種類です。
上記に当てはまらない東南西北はなんの役にもなりません。邪魔な時はとっとと捨てましょう。
また、これらは字牌1種類につき役1個なので、同時に複数揃えればその分だけ役が付きます。例えば 白白白 發發發 東東東 を作れば役3個分になり、得点がUPします。
なお、初心者あるあるですが、 白發中 とか 東南西北 とかの形で揃っていると一見キレイに形が揃っているように見えますが、これ何の意味もありません(3枚トリオにすらならない)。むしろ、牌がバラバラで悪い状態です。要らない字牌からとっとと捨てましょう。
■ 「断么九(タンヤオ)」 ※ 鳴いてもOK
字牌・数字の1・9を使わないで、トリオ4組+ペア1組を完成させると、これも役1個分になります。つまり数字の2~8のみを使って形を揃える、ということです。「タンヤオ」といいます。
これも鳴いてもOKな役(ポン・チーしてOK)です。
例えば、次のような形です。
二三四 八八八 345 ④⑤⑥ ③③
2~8の数字だけですべて構成されていますね。
最初に覚える役はそれだけ!
初心者が覚えれば良いのは、以上の上記3種類だけで十分です!
もう一度まとめると、次の通りです。
鳴いちゃダメな役(ポン・チーしてはいけない)
■ 立直(リーチ)
鳴いてもOKな役(ポン・チーOK!)
■ 白、發、中 場風牌、自風牌(東南西北のどれか)
■ 断么九(タンヤオ)
実際のゲームでは、一番多いのが立直(リーチ)になります。つまり、鳴いちゃダメ(ポン・チーしちゃダメ)な時が結構よくあります。
雀魂などの麻雀ゲームでは、ゲーム中よく「ポン」「チー」ボタンが出てくるので、初心者の方はつい押してみたくなりますが、役を立直(リーチ)にしようと考えている場合は、「ポン」「チー」ボタンは押してはいけません。気をつけましょう。
慣れてきたら他の役を覚えよう
ところで、他の解説サイトでは、上記の3種類の役に加えて「門前清自摸和」と「平和」の計5種類を覚えよう、とか言っているところもありますが、正直初心者はそこまで頭が回りません・・・。
また下記理由によりこれらは覚える意味があまりないので、慣れてきたら他の役を覚えるついでに意識するようにすればいいと思います。
3.その他の役一覧早見表
基本的なルール説明は、以上です!
これだけでもう十分、麻雀を楽しむことができます。
まずは以上をとりあえず頭に入れて、実践でやってみましょう!
さて、だんだん麻雀に慣れてて、ここまでのルールを少しずつ覚えてきたら、今度は初心者向けの役だけじゃなくて色々な役を駆使してアガれるようになりたいですよね。
しかし役は種類も多いし、最初のうちはポン・チーして鳴いてもいい役なのかどうかがいちいち調べなければわかりませんよね・・・。
雀魂などの麻雀ゲームでは時間制限もあって、調べるのに時間がかけられないし・・・。
そこで、ルールを少し覚えてきた初心者の向けに、下記の「初心者向け 役一覧早見表」を作成しました。
画像ファイルにしていますので、スマホなどに保存して、表を見ながら未知の役に挑戦してみてください。
個人的な経験として、初心者が真に必要な情報は「この役は鳴いてもいいのか?(ポン・チーしてもいいのか?)」だと思っていますので、鳴いてはいけないもの / 鳴いて大丈夫なもの 別で記しています。
なお、完全初心者向けに噛み砕いた表現をしていますので、誤解を招く表現があるかもしれませんが、わかりやすさ重視なのでご了承下さい。
左側に「一翻」「二翻」などが書いてありますが、これは「役何個分か?」を意味する数字です。(翻は「ハン、ファン」と読みます)
だから、一翻の役 × 2個分 と、二翻の役 × 1個分 は、同じ価値になります。他にも、一翻の役 × 2個 と 二翻の役 × 1個 を同時に達成すれば、合計が四翻となり、貰える得点がその分だけUPします!
ただし翻の数が高い役は、確率の低い珍しい役という意味でもあるので、狙って出すのはなかなか難しかったりします。
とくに「役満」のやつらは最上級の役で、それ1つだけで最低でも32000点が貰える夢のような役ですが、成立確率は極めて低いです。慣れてきて余裕が出たら、ちょっと頭の片隅に覚えておいたらいいかもしれません。
私は「国士無双」と「四暗刻」という役満をそれぞれ一度達成したことがありますが、緊張のあまり手が震えていましたww
もちろんそれまでに何度も狙っては失敗していますが・・・。
以上、麻雀初心者目線による完全初心者向けガイドでした。
本記事を通して麻雀がだんだんわかってきたら、他のちゃんとした解説サイトも読めるようになっているはずです!
ぜひ、麻雀の解説サイトを読んでうんざりしてしまった方の手助けになれるよう、本記事を拡散していただけると嬉しいです。
また、記事内に間違いなどありましたらご指摘いただけますと幸いです。
そして、ついでに自分の宣伝なのですが、私は普段はゲーム制作と作曲活動などを行っております。
ゲーム制作では、皆様が遊べるSteam、iOSアプリなどのゲームを配信しています。
作曲活動では、SpotifyやAmazon Musicなどの音楽配信サービスにも、自分の楽曲をリリースしています。
この記事が参考になりましたら、人助けだと思って(笑)ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです!
以下からご覧いただけます!
それでは、良い麻雀ライフを~