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宇宙人の話


問題提起

人類はこれからどんどん宇宙をめざすようになるでしょう。

そうすると、ある問題を考えなければなりません。
それは、『何人問題』です。

火星人

火星にコロニーができて、そこで出産した場合、両親の出身地がどこであろうと火星人になるのでしょうか?孫は完全に火星人と呼ぶのではないでしょうか。

すると、火星人のイメージはだいぶ変わってきますね。

火星人

もし仮に、プロジェクトが中断し、火星コロニーと地球の間に交信が無くなり、数千年が経過した場合、地球人は火星にすむ”人”をどのように認識するのでしょうか?

環境も違うので、地球人の進化とは別の形に変わっていくことになるのでしょう。歴史の中でもとは同族という記憶も失われていたらどんなことが起こるのでしょうか。

宇宙人

では、惑星の上ではなく、宇宙空間を進む宇宙船で出産した場合には?

地球人

一つは、地球人として扱う。

宇宙船と地球の中心を直線で結んだとして、その直線と交差する地表の国籍を認定する。アメリカの出生地主義の考え方ですね。ただ、必ずしも陸上というわけではないので、その場合は海人になってしまいます。
また、直線で結ぶと考えたときに、相対性理論の時空は歪むをどのように処理したらいいのでしょうか?なんだが問題は山積みです。

直線で結ぶ

単純宇宙人

もう一つは、単純宇宙人として扱う。

あえて、国籍や惑星籍を限定しない考え方。宇宙市民としてどこにも属さない存在として扱う。あー、そうすると、本人のアイデンティティ問題が浮き上がりそう。
仮に、宇宙船単位で籍を設けた場合、鞘に納まる感じはあるものの、宇宙船格差なんて新たな問題も出現しそうな予感。

まとめ

正直、”今”はどうでもいい問題ですね。けど、いずれは考えなければいけない段階になるでしょう。なぜなら、人間はカテゴリー分けしたいのですから。

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