謎解きボードゲームのデバッグ「ESCALOGUE シャーロック・ホームズの追悼(仮)」
ご縁あって「ESCALOGUE シャーロック・ホームズの追悼(仮)」のデバッグをさせて頂きました。(仮)が付いているのはまだ仮だからですね。
謎解きボードゲームとは
謎解き公演に行き始めて暫くすると、色々な謎解きグッズを売っているのに気付くと思います。いわゆる持ち帰り謎。
海外にもあるのかなとみてみるとご存知の方はご存知ですね、ボードゲームの流れの先に謎解き要素がある物が出てきているのですね。そして、なんと2017年にはEXITというボードゲームシリーズがドイツ年間ゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)のKRITIKERPREIS部門で受賞しています。
このシリーズは日本語版も出ているので、ご存知の方もいらっしゃると思います。海外カンファレンスの会場でもこんなに置いてありました。
行ってみれば、日本の持ち帰り謎と変わりません。ただそこはボードゲーム大国のドイツ。ボードゲーム作りのノウハウがいきておりコンポーネントは素敵だし、道具を使ったシステム(正誤判定など)が良くできています。
一方で、謎に関しては日本の感覚から見るとちょっと粗い。そんな中、日本でテーブルトークRPG等の分野で有名なグループSNEと、ARGや謎解き分野のラ・シタデールの手により日本製謎解きボドゲが作られました。
練られたストーリーと謎、そして美麗なコンポーネントで知る人ぞ知る作品です。プレイした人の評価も高かったこの作品の第2弾が現在制作中。
ESCALOGUE シャーロック・ホームズの追悼(仮)
※注:引用元は2020年4月3日のツイートです。
今回ご縁がありましてデバッグをさせて頂きました。1作目のアリスと謎と暗闇の物語はファンタジー風味でしたが、今回は"シャーロックホームズ"、そう、ミステリー物です。
ミステリーと謎解きは、公演だと実は相性が良いのか悪いのか悩ましい。
ミステリーはきめ細かい緻密な設定で小説的ですが、謎解き公演は制限時間があるため、きめ細かいストーリーを入れてしまうと物語を追えなくなる人がでてきます。
その点、ボードゲームなら時間も余裕持てますので、相性が良いですね。
またシステムとしてLINEを使っています。これにより、答えが分かると次章のストーリーが送られてくるので、手元のツールが最小限にすんでいます。結構ギミックが出てくるので、物の整理にもちょうどよいでしょう。
謎解きの難易度はやや難しめかな。ストーリーを楽しむなら1名でプレイが良いですが、みんなであーでもないこーでもないといいながプレイするのも楽しい。
昨今は中々1箇所に集まるのも難しいので、一人1セットずつ購入してZoomで会話しながらやるスタイルが、丁度良いのではないでしょうか。
今回のデバッグでは3名でプレイして4時間くらい。価格等がまだでているわけではないのでいうのは難しいですが、十分やる価値はある作品だと思います。
おわりに
たまには趣向を変えて、謎解きボードゲームの紹介をやってみました。
発売日もまだ決まっていないようですが、内容的にはほぼ完成といってよい状態だったと思います。色々と趣向が凝らしてありましたので興味ある方は発売されたらぜひ遊んでみて下さい。
面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!