テレコンテンツ Prison Escape Online(オンライン版 刑務所からの脱獄)

家に居ながら楽しめるテレ公演。先日ご紹介したPrison Escape Onlineをプレイしたので一歩踏み込んだご紹介です。

物語設定

ブレダ刑務所から無実の男を脱獄させろ!
君のPCの画面にいるその男だ!

Prison Escape Onlineでは、無実の罪で収監されたYuri Koblenko の脱獄を目的としています。プレイヤーは謎の人物に依頼されたハッカーとなり、ロックダウンで現在の状況が不明となっている刑務所の危機にアクセスし、情報を集め、目的の達成を目指します。

公式サイト

基本情報

■タイトル :Prison Escape Online
■主宰団体 :Real Life Gaming
■初回講演日:2020年4月24日
■プレイ時間:45分(30分前にアクセスすること)
■プレイ人数:1チーム2名以上7名まで
■プレイ料金:1チーム€109.95-(約12,800円)+税
■使用言語 :オランダ語・英語
■国家   :オランダ

謎解き要素・雰囲気について

パズル系の謎はほとんどなく、現在の状況を把握することやコミュニケーションが重要な要素です。想像していた以上に時間がなく、素早い判断と的確な情報連携が必要になります。

場所や俳優を上手く使っていて、ゲームというよりはリアル、まさに映画のシーンに取り込まれたような体験でした。なぜここに謎があるんだろうといったような疑問の余地がわくことは全くないですが、逆にそうだからこそ、一歩間違えればいま何をすれば良いかわからないとなりかねない面もあります。もちろん、そうならないようなフォローもありますが、ある程度以上の会話力がないと置いて行かれかねない危険性もあります。

いわゆる日本でぱっと想像するような「謎解き」ではなく、コミュニケーションゲーム的な要素も強いゲームでした。

こんな人にお勧め

パズル的な要素の強い謎を求めたり、小謎をたくさん解きたいと思っているなら他のゲームをお勧めします。
逆に創意工夫や体験的な要素が好きな人、物語に入りたい人にはとてもお勧めできるゲームです。

ただし、言語がオランダ語版と英語版しかありません。一度に最大7名まで参加できるのでチームで挑むことはできますが、英語が堪能な人が少ないと十分に楽しめない可能性は高いです。ゲーム後制作者と意見交換したときに、第1言語がオランダ語や英語でない参加者の場合は時間を延ばした方がよいかもしれないという話が出るくらいには言語依存性はあるなと思いました。

ただ、スタッフの方はみんな親切で、ロールプレイは崩しませんがうまくこちらの意図通りとなるようサポートしてくれますし、オランダ語圏の方々は言語が違って苦手だと分かると、かなりこちらに合わせて話をしてくださいますので、思っているよりは英語で伝わると思います。

事前資料がそこそこの量あるので最初びっくりするかもですが、いまちょっとその件について運営に提案しているので、うまくいったら続報あるかもです。

必要機材・推奨環境

・デスクトップパソコン / ラックトップパソコン
・webカメラ(必須ではない)
・ヘッドセット
・マイクロフォン
・ネットワーク:下り2Mbps以上 / 上り0.5Mbps以上
・ソフトウェアの事前インストールの必要はなし
※スマートフォンやタブレットでもプレイできないことはないですが、お勧めはできません。

結び

制作者のRikさんも、日本の方がプレイしてくれると嬉しいといってくださっています。一方で言語依存性(特に会話力)は必要のため、ハードルは高いかもしれませんが、それさえ越えてしまえばまだ日本でも見ないコンテンツなので、とても楽しめると思います。是非挑戦してみてください。

ご質問やご意見などありましたら、遠慮なくお問い合わせくでさい。海外事情色々調査していますので、色々と教えて貰えると嬉しいです。
山肩大祐:yamakata@cc.rim.or.jp

面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!