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オンラインイマーシブシアター The Prism(Les Enfants Terribles)

これは、一体何だったんだろう?

公式サイト……?

いえ、これは認知行動実験の募集だそうです。

このプログラムへの協力を希望される方は次のサイトからエントリーをすることができます。今週いっぱいは、実験に参加できるみたいです。

なんちゃって。

実際はイマーシブシアターですよ

本公演はARG的なノウハウを使った公演であるともいえます。

導入ページ等、ぱっとみは怪しげな実験の被験者募集サイト、登録をすると謎の実験に関するメールが送られてきます。もちろんwebサイトやメールの枠外には、ちゃんと断りが入っているので元々のARGからみてみるとなんか違うといわれそうですが、手法としては似ているところがありますね。

主催者もこれをイマーシブシアターと定義しているので、ジャンルはそれにならってイマーシブシアターとして考えましょう。

本編について

本編は日本時間6/15(月)午前2時から視聴可能です。リアルタイムの演劇ではないのでいつでも視聴できます。

体裁としては、まず2択の心理テストに数問答えると次の選択肢が表示されます。選択肢を選ぶと数分のムービーが流れ、映像の最後には2択or3択の選択肢がでるのでそれを選ぶ、その繰り返しです。

言語は英語ですが映像の会話が分からなくても雰囲気を楽しむことができる内容でした。

もちろん映像での会話が分かった方が真相に近づくことができるのは間違いないでしょう。ただ会話は分からなくても、映像を見ているだけで不思議な感覚を感じて、それだけでも楽しめると思います。

その理由の1つには、映像の構成があると思います。このイベントはコロナの影響もあって、各人がそれぞれ映像を撮ったり作ったりした物を、うまく組み合わせているのです。それぞれの映像ごとにクリエイターの個性が出ていて、様々な表現を楽しむことができます。

その分、映像同士の繋がりが薄く見えますが、これが謎の実験の体を取っているので、夢を見ていてシーンが飛んでもおかしくないように、映像同士の直接相関が一見なくてもなんだか納得できます。

夢を見て居るような設定が、良い感じで聞いているのだと思います。

できれば選択肢を選んだあとのシーンで逆の選択肢を選んだときにもう一方の選択肢の意味がより良くわかる演出があるともっと良いなと思いました。

もうちょっと語りたいけれども

実はこれ、まだ続きがあるようです。ご興味ある方は、まだ視聴できるノで是非是非ご覧になってみた下さい。

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Daisuke Yamakata(山肩大祐)
面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!