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嫌いな春に
とても
落ち着いている。
ようやく
心が凪いだようで。
2月を終えた今。
路に咲く梅の花を見て
嫌いな春の訪れをひしひしと感じ
少し眉間にしわを寄せる。
例年ならば
寄せたしわはそのまま。
今年はどうしてか
それを難なく解けるの。
街の活気や空の青さ
人の明るさや桜の優しさを
たくさん感じようと。
嫌いな春に
心が前を向いている。
それは
心が凪いだ今だけかもしれない。
それを
今だけにしないように
ここに残しておこうと綴る。
春。
頑張りすぎないで。
大きく息を吸って、匂いを感じて。
案外、すぐ傍にあるものよ。
私が私を温かくする為のものは。