売上≠収入を理解しないと・・・
起業当初は
サービス作り(売れる商品探し)
取引先開拓
販売
集金
採用
育成
etc
当たり前ですが一人でやることになります。
その中で創業時にしっかり資金を持っておかないと直ぐに当たる壁が資金面での問題でしょう。
売上≠収入
つい売上=収入と考えがちですが回収してやっと手元にお金が入ってくわけでサービスを提供しても請求書を発行し、翌月か翌々月に相手が支払いを完了して初めて口座にお金が入って来ることになります。
近年はランサーズやクラウドワークスなどように仕事の集客から集金までやってくれる仕組みがあるため業種、職種によってはこの辺りのリスクは減っていますが、商品を納めるような事業は開発して商品を仕入れるところから販売後に集金できるまでのリードタイムが数ヶ月以上かかるので計算上利益が上がっている事になっていても手元資金が不足するなどの事態に陥る可能性があります。
与信を軽視すると痛い目に
取引先の経営状況を知らずに納めたために約束通り払われないリスクも当然あります。
私の独立した28年前はインターネットも無い時代ですので取引先の情報も電話帳くらいしかない状態でした(帝国データバンクは知りませんでした。)
目先の資金確保を急ぐばかりに取引先の与信など考えずに販売代理の仕事を請け負ったが約束通り払って貰えない。なんだかんだ難癖つけて減額や遅延させられてこちらの支払いが滞るなどした苦い経験があります。
不可抗力でも危機は訪れる
今日も新型コロナの影響で宿泊施設の経営が厳しいことは知っていると思いいますが、倒産などにより工事代金など多額の未払いが発生し、連鎖倒産まで発生しています。
食物連鎖のように経済は繋がっているので自身の業種がデザイナーやエンジニアリングだったとしても取引先の取引先の財務が痛むことで結果影響を受けることも頭に入れる必要があります。
「ベンチャーはキャッシュが命」京セラ稲盛名誉会長に教えていただいた言葉重いです。
15年以上前に京都のある会でご一緒させていただいた時にこの話を聞いて稼いだ資金を内部留保し危機に備えることができるようになったことに感謝しています。
起業して一国一城の当主となったからにはリスク管理と何か起こっても大丈夫なくらいの手元資金と資金調達の準備は必要ですね。
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