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これからの教育を考える

今日から、とある中学生Aくんと交友を深めてゆくことになった。そもそものきっかけは最近、「変態メンタルドクター」のM先生(と、書くと分かる人にはバレバレだが)からの相談で、本人と出会うことになったわけである。

Aくんは、おそらくはいわゆる「ギフテッド ※1」というカテゴリに属する子だと思われる。

※1 ギフテッド(Gifted)、知的ギフテッド(Intellectual giftedness)とは、先天的に、平均よりも、顕著に高い知性と共感的理解、倫理観、正義感、博愛精神を持っている人のこと。外部に対する世間的な成功を収める、収めないにかかわらず、内在的な学習の素質、生まれつきの高い学習能力や豊かな精神性を持っているということである。(Wikipediaより引用)

要するに生まれつきIQが高く、現状の学校教育に馴染めない、いわゆる「上振れた」存在ということになろう。IQ(知能指数)の分布でいうと上位の1%以下の存在ということになる。

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一人の人格としてつきあうことの大切さ

幸いにして彼の親御さんは、割と早期に彼のことを理解できたようで、無理矢理学校に行かせることに拘るのではなく、彼の人格を尊重し、興味関心が高いことに取り組めるよう前向きに支援してくれていることがわかり、安心している。

私も彼を1個人としてリスペクトしながら、一緒に学んでゆきたいと考えている。教える側は、教えることによってさまざまな学びがあり、それをもとに成長できる伸びしろがあるからだ。

まずはドローンで

というわけで、本日はドローンに興味があるということから、プライベートスクールを開講した。

簡単な基礎知識をブリーフィングしたあと、早速、実機の操縦を体験してもらうことに。驚くことに最初から基本動作は一瞬で習得してしまった。後は、操縦の裏付けとなる技術的な説明を施したのだが、ほぼ理解してくれたのは驚くべきことだ。

空撮用ドローンの場合、操縦技術、撮影技術、編集技術など身体で憶えることは多い。加えて、関係法令の知識、物理学、気象学、電気工学、無線工学など座学の習得も必要だ。

これらを包括的に学び、習得しながら、さらには実践的に空撮をさまざまなシーンで体験し技術を磨いてゆくことで一人前のパイロットに成長してゆくのである。

教育について

明治時代から昭和、平成、令和に至るまでこの国の教育システムは、金太郎飴のような人材を輩出するにはとても優れたシステムだったかもしれない。そのため、上振れた人材、下振れる人材は「社会的には不適合」のレッテルを貼られがちだ。

しかし軍隊に代表されるような「規律型人材」はこれからの時代、もはや必要とされない。

Aくんのように生まれつき、極めて突出した能力を持つ人材が、この先の未来に貢献できるような社会を目指すべきだと思うのは果たして自分だけだろうか?

そんなことを思いながら今日一日を過ごしていた。

今よりまともな未来を実現するためにこれからもAくんとはつきあってゆくつもりだ。

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