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”DX”でもっと働きやすく、もっと楽しく。

自己紹介

どうもこんにちは、DXの世界に放り込まれて約半年のくまちゃんです。
私はつい半年前まで皆さんもよく知っているお店の従業員でした。
商品を陳列したり、レジでお会計をしたり、接客したり…
同僚たちと一緒に売場をより良いものにするため日々努力していました。
そして、その時は突然やってきました……… そう、人事異動です。
入社してから初めての人事異動で、まさかの本社へ異動となりました。
それだけでもびっくりだったのですが、さらにびっくりしたのは自分の新しい所属先でした。
 「店長、DXって一体何ですか?」

DXとは何か?

”DX”とはデジタルトランスフォーメーションを省略した言葉で、
「ITを使って変化を起こし、売上や利益を伸ばす仕組みをつくること」を表しています。ここでよく間違いやすいのが、DXとはただ単に新しい便利なシステムを導入することを言っているのではありません。新しい便利なシステムを導入することによって捻出された時間・人・経費を用いて、”新しい価値を生み出すこと”がDXなのです。
私が実際に行っている業務を例に、もう少し詳しく説明してみますね。

電子棚札の導入

スーパーで買い物をしている時に、お客さまである皆さんが必ず目にしているもの、それは”POP”です。商品には必ず値段を表示するPOPがありますが、今までは紙のPOPが当たり前でした。しかし近年では各企業のDXが進み、紙のPOPから”電子棚札”に切り替わるお店が増えてきました。

”電子棚札”とは「POPを電子化させ、お店のシステムと連携することで、レジ売価が自動で表示される仕組み」です。電子棚札の表示器は電子ペーパーでできており、店舗サーバーから受け取ったデータを電子ペーパーに焼き付けることで表示しています。

電子棚札システムのイメージ図

紙のPOPの場合、値段を変更する度に、従業員が値段を確認しながら新しいものに切り替える必要がありました。その為、お店の作業の中でもかなりの時間を要していました。また、外し忘れなどの人的ミスによって、表示している値段と実際の値段が異なる”売価エラー”が起きてしまう危険性もあります。
一方で、電子棚札を導入した場合、レジ売価が変わると自動で値段表示が切り替わる為、切り替え作業が必要なくなるのです。また、お店のシステムと連携して値段を表示する為、売価エラーの発生確率を大幅に低減させることができます。

電子棚札の導入効果をまとめると、大きく以下の3つにまとめられます。

  • 紙のPOPを印刷しなくていいので、資材経費が削減できる

  • 紙のPOPを切り替える必要がないので、作業時間を削減できる

  • 値段の変更が自動で連携されるため、売価エラーの発生確率を大幅に低減できる

そして最も大事な”新しい価値を生み出すこと”については、以下のようなことができるようになります。

  • 捻出された時間を、商品の陳列や接客など売場の質を上げる作業にあてる

  • 人手が足りていないグループへ人員を異動する

その他の業務

私が所属している部署では、たくさんのプロジェクトを同時進行で進めています。その各プロジェクトチームに2~3人のメンバーがいるので、協力してプロジェクトが成功するよう努めています。
私が関わっているプロジェクトは以下になります。

  • グループウェア(お店と本社をつなぐ掲示板のようなコミュニケーションツール)の運営、管理

  • 電子棚札の導入、教育サポート、導入後のフォロー

  • 単純作業のRPA化(人の作業をロボットに覚えさせて実行する)

  • お店で使用するデジタル機器のシステム改善提案

様々なプロジェクトがありますが、すべて共通していることがあります。
それは、「私たちがお店に行って現場で働くスタッフの声を集め、担当部署に繋げる橋となり、働きやすい環境をつくること」です。
そしてお店の環境がより良くなることで、それが「お客さまのため」につながっていきます。

現在抱えている課題

私が現在課題だと感じているのは、自分がチームリーダーを担当している”グループウェア”です。こちら導入時の記事になります。

グループウェアのイメージ図

”グループウェア”とは店舗スタッフと本社スタッフをつなぐコミュニケーションツールです。個人に送られるメールとは異なり、グループ単位で宛先を設定できるため、従業員に広く情報発信したい時に効果的です。メールの場合、「店長→課長→マネージャー→担当者」の順で情報が伝わっていくのが一般的ですが、課長やマネージャーで情報が止まってしまうという問題がありました。私たちはグループウェアを導入し、末端の担当者まで情報確認できるような環境にすることで、店舗スタッフの情報格差をなくそうと考えました。

しかし、導入から1年以上経っていても、システムに対する理解や操作スキルのレベルが個人によってバラバラになってしまっている状態です。こちらで操作マニュアルを作成し、フォロー講習会を実施しても、実際に使用する皆さんに参加してもらわなければ意味がありません。また、チームメンバーで毎日お知らせに間違いがないかパトロールを行っていますが、正直負担になっているのが現状です。今の状態からさらにステップアップする為には、何か新しい取り組みが必要だと感じています。

仲間たちのご紹介

最後に、グループウェアチームで一緒に働く頼もしい先輩方についてご紹介します。

Aさん
Aさんは私が異動してきたとき、私の左隣の席にいらっしゃった先輩です。
この方は電子棚札チームのリーダーで、仕事がはやく頼りになるうえ、優しく丁寧に仕事を教えて下さるのでいつも助けられています。
私が異動してくる前は、この方がグループウェアのチームリーダーだったため、ほとんどの質問にすぐ回答してくれたり、過去の資料を共有してくださいます。
お昼休憩の時に趣味の話をしていると、洋画が好きという共通点が分かり、お互いに「この前観た映画、面白かったですよ!」「今度観てみます!」みたいなやりとりをよくしています。
また、かわいい生き物やマスコットが大好きで、出張の移動距離が長いときはピクミンブルームというアプリを使用しています。

Bさん
Bさんは私が異動してきたとき、私の右隣の席にいらっしゃった先輩です。
仕事で悩んだときに相談をすると、過去の事例なども交えながらしっかりとご自分の意見を伝えてくださるので、とても勉強になっています。
また、システムの改善提案が出たとき、いつもいち早く確認してくれるのがBさんです。グループウェアのシステム設定や操作に関しては一番詳しい方だと思っています。
Bさんは邦楽を聴くのが好きで、よく地方のライブに参加されています。
また、音楽の話をしていた時「ギターを弾いてみたいけど、買うのはなぁ…弾けなかったら困るし…」と話していました。それを聞いた私は、ぜひ試しに弾いてみてほしいと思い、私が昔使っていたアコースティックギターを先日お渡ししました。
仕事が忙しくてなかなか弾く時間がないかもしれませんが、楽しんで弾いてくれたら嬉しいなと思います。
私の印象については、「芯があり、自分の意志をはっきり伝えられる人」と言ってくださいました。なんだか照れちゃいますね。

まとめ

この半年で、自分が今まで知らなかった世界をたくさん知りました。
そしてこれから先の業務でも、もっとたくさんの新しい世界に出会うことになると思います。
もともと心配性なので不安ばかりの毎日ですが、優しく頼もしい上司や先輩方に支えられていることに感謝する毎日でもあります。
こんな未熟な私ですが、微力でもチームに貢献できるよう、お店が働きやすくなるよう、そして何より「お客さま」のために、今自分にできることを頑張りたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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