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デジタルガバナンス

DX推進で不可欠な「デジタルガバナンス」とは。

1.改革とリスクのバランスをとる

DX推進の制度設計を行い、改革とリスクのバランスをとること
DX推進のための体制・プロセスを整備し、組織全体で運用していく基盤を作っていくこと

企業を取り巻く環境が目まぐるしく変わるなかで、その体制やプロセスを常に見直しをかけながら柔軟に取り組んでいく必要がある。しっかりとしたベースがあるうえで、スピード感をもってリスク最適化(リスクヘッジだけでなくリスクテイクも)していく。

2.デジタルガバナンス・コード

経済産業省が具体的な実践事例やその評価指標を「デジタルガバナンス・コード」として取りまとめている。
デジタルガバナンス・コード (METI/経済産業省)
 
持続的な企業価値を向上させるためには、DXの推進が不可欠です。しかし、グローバルな競争が激化するなか、「経営者とステークホルダーの対話不足」などの理由で国内での本格的なDXの取組は遅れているのが現状です。

その打開策として経営者に対して「デジタルガバナンス・コード」を示すことで、より積極的かつ自主的にデジタル技術を用いた組織構造や中長期的な投資を促す目的があります。さらに国がDXを推進する企業を支援し、民間を含めて資金や人材、機会が集まる環境を整備するための基準や指標としても、デジタルガバナンス・コードは有用といえるでしょう。

3.全社での位置づけ

コーポレートガバナンス > デジタルガバナンス > ITガバナンス > ITマネジメント

コーポレートガバナンス:全社の事業戦略・内部統制

デジタルガバナンス:DX戦略、DX組織・人材管理。DXで変革するビジネスモデル・プロセス管理

ITガバナンス:IT戦略、アーキテクチャ管理、品質管理、委託先管理
 
ITマネジメント:プロジェクト単位の開発管理、運用管理

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