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英語を話せない日本人

おはようございます。
先日海外部署との電話会議で、下記のような事がありました。
こんな事をやっていたらダメだよな・・という事件でしたのでここで書きたいと思います。

相手は私の勤務する外資企業の本国の人間(フランス人)一人。こちらは、彼から新しいシステムのレクチャーを受けるべく電話会議に参加した日本人5名(私含めて)。
このシステムは、日本支社内で進めている新しいプロジェクトに使用されるもの。プロジェクトリーダーは英語の苦手な40代中盤の社員です。
このプロジェクトは私の業務とは直接には関わりがないのですが、来年以降順次適用範囲を広げていく計画なので、無関係とは言えませんでした。さらに私以外の参加者はあまり英語が話せず、私はそういう意味でもサポート的な立ち位置でこの会議に参加していました。

彼らが英語が苦手なのは重々承知していました。私が驚くとともに辟易としたのは、その彼らの姿勢です。

電話会議のためお互い顔が見えない(日本チームの5人は同室にいましたが)状況で、すぐに日本語であーだこーだと騒ぎ出す。

「よく分かんねーなー」とか、「これ中々骨が折れるわ・・」など。日本語でお互い愚痴をこぼしながら談笑しています。会議中にです。
当然、電話越しにいる外人社員には聞こえていますが、内容は全く理解できません。

私がところどころ会話を繋いだり、向こうの言っている内容を日本語で共有したりはしますが、自分より若手に主導権を握られるのが嫌なのか、はたまた恥ずかしいのか、まだ日本語でうだうだ言っています。

恥ずかしくないんでしょうか??

本国の人間には、完全に「このプロジェクトリーダーの〇〇は英語ダメ」と認識されたことでしょう。つまり、「大事な事はこの人に言ってもダメだな・・」と思われたということです。
さらには、彼からしたら自分の分からない言語(日本語)でなんか談笑してる・・という非常に不愉快な状況です。
「英語ができるか否か」はここでは問題ではなく、後者の方が重罪です。コミュニケーションをとることを放棄しています。

これは「日本人の威厳として英語は話さない」とか、「本国の言いなりにはならない」といか言った話ではありません。
単に「相手への礼節を欠き」、「自らの無能さを露見させた」だけだと感じました。

当然、今回のようなケースがたくさんあるとは思いませんが、
どんどん国際化されていく社会において、(話せることを求められる立場なのに)英語を話せない人というのは、それだけで仕事のパフォーマンスに影響を与えると感じました。
さらには、異言語・異文化の人とのコミュニケーションの仕方は考えないといけませんね。

これは外国語に限った話ではなく、「新しい事」「苦手な事」に直面する全ての人の前に起こり得ると思います。

コミュニケーションのあり方を、自分自身も今一度考えたいと感じました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次回の投稿でお会いしましょう。


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