スピ系 愚痴と悩みを話す時の対処法(聞き手編)
聖母マリア同席の下、イシュタル女史の熱い講義は続く。
「あなたが見ていた動画についてね。女性性っていうのは、体の性別の事じゃないの。魂は男性性と女性性で成り立ってて、みんなが両方持っている物なのよ。」
カバラで峻厳の柱と慈悲の柱の考え方があるのを思い出した。
「だから、これからは女の時代だーとかいう話じゃなくて、一人一人がその均衡を調和させていくって意味なの。今迄は男性性の比重が凄かったから。」
頭の中に、小さく揺れながらバランスを取る天秤の映像が浮かぶ。
「さっきの悩みの話で、解決策を一緒に考えてあげるっていうのは女性性の優しさなの。勘違いしてる人が多いけど、話し手に同調してあげるのは、実は優しさではないのよ。」
目から鱗だ。
ライトワーカーは人を助けたいという気持ちが強く、愚痴の聞き手に回る事が多い。加えて愚痴を言う側は同調を期待する。聞く側は癒してあげようと同じ波動を共有する。結果聞く側もネガティヴになり、気が滅入ってしまうのだ。では自分が聞き手の時は、どうすれば良いのか?
「これは一例だけど、取り止めの無い愚痴を言われたら、状況が緩和出来る方法を提案してみて。それでも愚痴が止まらないなら、あなたはどうしたいの?って希望を聞いてみるの。あ、でもキレ気味に聞いたら逆効果だから、言い方には気をつけて。」
愚痴を言う人に、ポジティブに目を向けさせる方法の一つ。どうしたいかを冷静に分析させれば、解決の糸口が見つかる時だってある。
「相手の心に寄り添うって、相手と一緒にネガティヴに浸るって意味じゃないから。行き詰まったら試してみてね。」
エネルギッシュな、イシュタル女史の見事な講義だった。