帰国後に唯一後悔したこと。~交換留学日記#69~
日本に帰国して、10日が経過しました。
この期間何をしていたかというと、アルバイトと大学や友人、その他お世話になった方々への帰国の報告、2週間後の引越しの用意、授業への出席など一見暇そうでありながら、暇ではなかった時間を過ごしていました。
前々話で燃え尽き症候群のお話をしましたが、一息ついたら何とか乗り越えられました。単純な性格なので、案外切り替えは早い方なんです、、
こんちゃ!よろしくお願いします!今回はタイトル通りの内容でございます。少々お付き合いください。
後悔などあろうはずがない、全てをやり切ったオランダ留学。本気でそう思っていたのですが、唯一後悔したこと、それはもっと平和について勉強したかったなぁと思います。
ロシアがウクライナに侵攻して1年、世界平和とは程遠いこのご時世な今だからこそダークツーリズムに触れればよかったと思います。
例えばアウシュヴィッツ収容所やアンネの家に行くべきだったとすごい後悔しています。これらの分野に興味を持ったのは最後のスイス旅行及び機内で読み始めたアンネの日記ですが、それまでにきっかけとなる出来事は沢山ありました。例えばNetflixで見た「My best friend Anne Frank」や授業においてドイツやオランダの学生の挙手の仕方、大家さんと戦争について話した時に彼女のお父様が日本軍にひどい目に遭った話などなど。
(オランダはかつて、インドネシアを植民地支配しており、大東亜共栄圏構想の際に日本軍が侵攻したことを意味する)
特にアンネの日記は彼女の実話を基に書かれているので、読み進めるうちに人種差別への恐ろしさを感じます。15歳の少女がいつ銃殺されるかわからない、ユダヤ人の行動は制限されている、特に「私が生きようが死のうがどうでもいい、世界にとって大したことではない(意訳)」という日記には鳥肌が立ちました。
帰国後の現在は実家で生活しています。その中で下の兄妹の一人称に対して、関連する単語が入っていたので「慎むように」と注意する自分もいました。
(意図したものではないので、お見知り置きを。)
帰国後の部屋のBGMはオールナイトニッポンかジャンクのラジオが5割、それ以外は世界史の解説動画が5割の生活になりました。
後者を聞けば聞くほど、知りたいことが増えていき、とうとう先生に「人種差別について研究したいので大学院に行きたいです」なんてLINEをしてしまいました。でも、この気持ちは建前ではないです。
「大学院は理系学生や優秀な学生がいくところ、僕には縁がない」なんてずっと思っていました。1年前は終活に精を出していた僕が入社直前になって、本当にやりたいことを見つけてしまったのです。
正直なことを言います。
成田空港に着いた瞬間「あとは社会の餌食となって死ぬのを待つだけだな」
って思いました。それくらい燃え尽き症候群になり、生きがいなんてありませんでした。
今の生きがいは留学で出会った友達と再会するまではせめて元気でいたい、差別や偏見のない社会を見届けること。それくらいです。
前者に関しては、友人が日本に来たくなればとInstagramを使って日本食や文化を紹介するストーリーを投稿しています。
フォロワーの4分の1(401フォロワー)が外国籍なので、単純に考えて100人の海外の方が無料の広告で日本について知れるんです。そのうち5人来たら、かなりインバウンド効果に貢献していませんか???
脱線しましたが、またヨーロッパでやりたいことが出てきました。
もっともっと勉強して、大きくなって帰ります。
今日はここまで!!
同級生はみんな卒業旅行に行ってるみたいです!
羨ましいな〜!
帰国した時には既にみんな予定が埋まってたのと、引越しとか色々重なちゃったから行かないかな。
つい一昨日までは九州旅行が浮上してたけどしゃあない!ハウステンボスだけには絶対行かないけど!!あんなんオランダじゃない!笑
Have a nice day!!!!
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