川沿いの道(詩)
君の事なんか知りたくないからさ
適当なウソをついて逃げたごめんね
夕暮れは誰にでもやってくるけどさ
その見方は人それぞれ違う訳でさ
川沿いの道 自転車で走る
急いでもどうしようもないのにさ
嫌われるのは本当に怖いからさ
存在すらしていたくないんだ本当は
かと言って孤独は得意じゃないけどさ
これ以上血を流せば死んでしまうんだ
川沿いの道 光る泥水
こんな永遠はいらないのにさ
好きだって言えるほど理解力ないから
こんな奴に好かれる奴って可哀想すぎるから
感情の糸を出来るだけ燃やしたら
その灰を全部川に投げておくからさ
川沿いの道 揺れる新月
また繰り返されてくだけだからさ
川沿いの道 川はどこまでも
泥水のまんま流れてくだけだからさ
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