Q(詩)

人間としての話が出来ないって嘆く彼
「こんなの無視でいいよね」と言うけどさ
お前が決められるほど人間は単純じゃないぜ
別にお前が間違ってると言う気はないけどさ
常に正しくはないよねっていう姿勢の話だぜ

僕らはずっと問い続けろよ
無意味でもやり続けろよ
考えて絶望し続けろよ
それでもただ歩き続けろよ
猿になった僕らのために

知性が足りないって火だるまになる彼
「やっぱり知性がないとね」と言うけどさ
お前の知性は彼から奪った物かもしれないぜ
別にそれが真実だって言う気はないけどさ
常に正しくはないよねっていう姿勢の話だぜ

僕らはずっと問い続けろよ
無意味でもやり続けろよ
考えて絶望し続けろよ
それでもただ歩き続けろよ
落ち続けている僕らのために

絶望の果てに何もなかったってよくある話
考えすぎて周りに誰も居ないってよくある話
早く意見を出せよって急かされて
無理矢理にチーム分けもさせられて
間違ったら責められるなんてのも
実によくある話なんだよね

必要なのは　結論よりも問いだと思うけどね

苦しみながら問い続ける事を呆れられてる彼
「考えすぎて馬鹿になってる」と言うけどさ
問わずにいるのはコンピューターと同じだぜ
別にそれだけが正解って言う気はないけどさ
考える事に価値があるっていう姿勢の話だぜ

僕らはずっと問い続けろよ
無意味でもやり続けろよ
考えて絶望し続けろよ
楽にしてやるつもりなんかねえよ
美しい涙のために

奈落の底に　手がつきそうになって
離れたんだけど　底がある事が分かって
それを知ったなら　それが分かったから
落ち続けてるだけじゃない　

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