見出し画像

良好な関係作りには、言葉遣いの前にやるべきことがありそう〜『よけいなひと言を好かれるセリフに変える働く人のための言いかえ図鑑』大野萌子から学んだこと〜

最初に断っておきたいのは本の内容を批判しているわけではないことです。

むしろ逆で
本に紹介されている言いかえの言葉をざっとを見渡してみると
ある共通点が見えてきました。
言葉遣いの前にやるべきこととは
そのある共通点に関係しています。

言葉遣いの前のやるべきこととは
この本を読んで自分なりに考えた個人的な考察です。


では言葉遣いの前にやるべきこととは何なのか?

それはズバリ

「自分を責めない」

これに尽きると思いました。

やるべきことと言いながらやらないことになっていますね。

言い直します。

「自分と相手を対等に扱う」

自分を責めるかわりに何をするかと言うとこれですね。


自分と相手を対等に見れないと歪んだ見方になってしまうと思いました。

本で紹介されていたよけいなひと言は

一つは言い訳とか自慢とか見栄とか
自分の立場を守ろうとして苦しくなってる言葉

もう一つはどうせダメとかできないとか
自分を下げすぎて相手が反応しづらくなる言葉

後もう一つはあなたって〇〇だよねとか後でやっときますみたいな
決めつけや曖昧さで相手の不快や誤解を招く言葉


どれも本人の防衛機能が強く働きすぎちゃってる気がしてなりませんでした。このことについても本の中に記載があります。

自分を守らないといけないような感覚のままだと
いい人間関係を作る話がしづらくなるということなのでしょう

(身に覚えがありすぎて耳が痛いです・・・・)


具体的な言いかえは本で学べるので
ここでは、無理に自分を守りに行かなくてもいいような感覚や考え方を
どうやったら身につけられるかについて考えてみます。

できるようになると
言い訳とか誤魔化しとか強がりとか知らんぷりとか、
自己防衛には重要だけど、いい人間関係には邪魔なものが不要になります。

素直に謝ったり、感謝したりするのも自然とできるようになるから
いいことづくしのはず。


とは言っても相当難しい。
本当に難しい。

世間の常識とか同調圧力とか言うもののせいですな。
本当はただのまやかしで
人ってほとんど自分のことしか気にしてないので
周りに変な目で見られたかもって思っても
残念なのかラッキーなのか
ほとんど誰も気にしてないんですけどね

と、わかっていても気になってしまうのが人情というものです。とほほ。。。


それでもこのことを知識として知っているのが一つ目の対策でしょう。

「自分が思っているほど周りは自分を気にしていない。」
これを覚えておこうと改ためて再認識しました。


自分と相手を対等とみるために使えるもう一つの考え方は
課題の分離。

アドラー心理学に出てくるやつですな。


アドラー心理学は科学ではない(条件が整備された環境で実験して確かめたわけではない)けれど、役に立つ考え方はあると思っています。

その中でも一番使えると思っているのが課題の分離の考え方。

自分が何をするかは自分の問題。
相手が何をするかは相手の問題。


ざっくりいうとただこれだけなんですが、初めて知った時は目から鱗でした。

自分がミスしたせいで相手が怒った
ずっとこう思っていましたが、

ミスした後適切な対応をするのは自分の問題。
怒るかどうかは相手の問題であって、自分とは無関係だった。
冷静に考えると一緒に解決案を考えてくれる優しい人もたくさんいます。


要するに相手は相手。自分は自分。そこに上も下もない。

もちろん能力の上下や社会的階級の上下はあります。
といっても
能力は持って生まれた遺伝か、経験値の差に過ぎない。
社会的階級は指揮系統を維持するための役割にすぎない。
上司には上司の苦労があって部下には部下の苦労がある。
どちらも人としての価値とは無関係。

これらは上下の差ではなく、種類の差と見る方が客観的にも正しい。

自分は何もできないとか何の役にも立たないとか
関係ありません。

自分を責めていると
無意識のうちに無理に自分を守ろうとしちゃって
言葉の選択を誤ります。
決めつけとか曖昧さとか誤魔化しとか自己卑下とかゴリ押しとか
よけいなひと言がきっと増えます。

自分を責めるのは無意味
むしろ自分にも相手にも害しかない
だから自分を責めない
それだけです。
それで十分です。

と、過去の自分に言ってやりたい。
いや本当に。


こう言った考え方を身につけてから
よけいな一言を好かれる一言に言いかえる方法を学べば
とても役に立つだろうなあと
そう思った次第であります。


最後に
言いかえた言葉についての印象を少しだけ。

まあ考えてみればそりゃそうですが、
よけいな一言の逆です。

曖昧な言い方、ではなく、明確で具体的な言い方
決めつけるような言い方、ではなく、相手に選んでもらうような言い方
自己卑下するような言い方、ではなく、これから努力していくような言い方



わかっていても面と向かってはっきり言えないこともあるかもしれませんが
少しずつでもできるようやってみます!

と、好かれるセリフで終わってみます 笑

おまけ
偶然見つけたのですが、
同じ時に同じことをおっしゃっているタイムリーなツイートがありました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?