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【実例あり】思い込みを排除して「偏見のないマインド」へ

こんばんわ、バイアス(偏見、思い込み)でお悩み中のだぴてぃです。

今日はバイアスのお話。ようは思い込みのことですね。

思い込みが激しいと、まずいいことがありません。いいことがあるとすれば勘違いで自分に自身をもってなにかに取り組めることくらいで、基本的にはいいことはないと言っていいでしょう。

仕事をするうえでも、日常の生活を送る上でも、思い込みの掃除方法を知っておくだけで、この世はずいぶんと生きやすい環境となります。

自分は偏見がないはありえない

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大前提としてですが、よくこういうひとがいます。

「自分は偏見なんてない❗思い込んでもない❗」

はい、この時点で「偏見していない」というバイアスに掛かっています。
ざんねーん!(ちょっと古いですかね)

よく議論されるのが性差別についてですが、意図的にやっているひとは論外として、別に差別しようとして発言しているひとって少ないと思います。

ぼく自身の話ですがつい先日、こんなことがありました。

別に女性だから聞いたわけではありません。新人さん取るような時期だったので、チーム編成も考慮しておかないと経営側にリクエスト出しにくい…まずは自分のチーム状況の把握だなってことで、当該のメンバーに「結婚するかも」と言われたので、そっと聞いてみました。

生き方の多様性が進んだ現代では、別居でもいいですし、そこに偏見はもっていませんが(時代は変わったなー程度にしか思いませんし、念のために口には出しませんよ)。
これを聞いたことで、あとから別のメンバーから伝え聞いたのが

男尊女卑な考え方嫌いです❗女性がついていくって、なんで決めつけているんですかね❗

うーん、、、女性は下に見ていないし、そんなつもりもない。むしろ女性が多い職種なので、ライフスタイルも変化しながら働くってシンプルに凄いと思っているくらいです。

それは差別ではないと思うのです。現実問題、男女で「違い」は発生してしまうのは仕方ないことです。なんなら地球上に人類が誕生したときから、男女は存在するのです…

ここで言いたいのは「ええと、こちらの質問の意図わかってるかな?なんか決めつけてない?」ってことです。
ぼくが一方的に「旦那さんについていくんでしょ?」っていうならわかります。それは偏見で決めつけですよね。素直にごめんなさいです。
ですが、こちらの意図も聞かずに一方的に反発することこそ「偏見」なのでは?と思ってしまいます。

いや、不快な思いしたならそりゃ謝りますけど、そんなこと言ったら発言すべてがハラスメントになりそうな気がして怖くてたまらないですよ…いくら信頼関係があっても、一瞬で吹き飛んでしまうのが「偏見」の怖いところです。

でもそれも、両者が「自分も含めてバイアスにかかっている」と思って、他人と接することができれば、大きなトラブルにならずに済むのかなと思います。コトバの表面だけで判断するのは、バイアスや思い込みを生む原因となります。


じゃあバイアスを無くすにはどうしたらいい?

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世界のGoogle様がちゃんと研究して「バイアス克服プログラム」というものを作ってくれているんですね。感謝感謝ですね。

やることはシンプルで「否定をなくす」というものです。具体的に次の3ステップを経てモノゴトを考えます。無意識の偏見が

1、バイアスの影響があるということを知る
2、日々どんな決断をしているか、バイアス除去のために何をやっているか
3、どうすれば雰囲気や企業文化を変えられるか

ペンシルベニア大学が考案した【12のデバイアスガイド】でも共通しているものがあります。

まず「1、バイアスの影響があるということを知る」というものですが、大前提としてバイアスというものは勉強し続けておかないとダメだということです。どんな熟練したひとでも、2週間程度であっという間にバイアスに飲み込まれます。

「2、日々どんな決断をしているか、バイアス除去のために何をやっているか」は、自分の決断傾向を知ることだったり、チェックリストを用いたバイアスの自覚を促す取り組みをやっているか?ということ。

「3、どうすれば雰囲気や企業文化を変えられるか」は他人へ指摘できるシステムや規則の制定を指しています。

個人的には3、については日本ではかなり取り入れるのが難しいうえ、そこに至るまでのハードルや、ハラスメントへの正しい理解を学ばないといけません。

最近、ほかの活動をやっている中でハラスメントといえば解決できる、訴えられるという案件を何件も見てきましたが、そのだいたいは言う方も言われる方も、ちゃんとハラスメントを理解していないことで起きている問題がほとんどです。実際、弁護士さんからは「それは小学生レベルの会話」とまで言わしめたくらいなので、なんでもかんでもハラスメントと叫べばいいってもんでもないってことは知っておくべきですね。

実際にぼくが取り組んでいること

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最近思いっきりトラブっておいて偉そうなことは言えませんが、それはバイアスに関する勉強をサボっていたからだとも言えます。ここは素直に反省しています。

実際には先程ちらっと書いた【12のデバイアスガイド】の中から5つほど使っていますが、仕事上でバイアスにかからないように行っている対策はこちらです。

・One at a time戦略
・計画プロンプト
・問題分割
・フォースブレイク
・チェックリスト

どれもこれも大層な名前がついていますが、やっていることはカンタンなので、ぜひ参考にしてみてください❗

◆One at a time戦略
複数の選択肢があるときは、まとめてメリットデメリットを考えるのではなく、ひとつずつ考えて洗い出していく作業です。
特段難しい作業ではないうえ、ひとつずつ考えることで創造性が刺激されて、より多くの気付きが得られます。

なんだかずっと考え込んでしまいそうなやり方ですが、考えるときは制限時間をつけて、思いついたものをすべてあげていくという方法を取ることで解決できます。

◆計画プロンプト
やるべきことを行動レベルまで落とし込んでリスト化することです。こうすることで実行過程中の心理的な障壁が下がり、取り組みやすくなるというメリットがあります。

◆問題分割
ぼくたちはひとつの問題に対して過剰に判断してしまうときと、過小に判断してしまうときが多々あります。
これを解決するには「判断回数を増やす」が得策です。回数を増やすごとに新しい発見が得られる確率があがり、結果的にバイアス解除につながります。

◆フォースブレイク
カッコイイ名前ですが、やってることは「思考の分断」です。
ずっと行動や仕事をしていると惰性的・直感的になってしまうので、どこかで強制的に休憩ポイントを作ることが大事です。
ポモドーロ・テクニックに似ていますが、休憩ポイントがきたら何があっても休憩する。どんなに途中でも放り投げて休憩する。

中途半端にするとそこまでの作業が忘れ去られるのでは?と心配されるかもしれませんが、それは大丈夫。ツァイガルニク効果といって、中途半端に終えたものは、完璧に終えたものより記憶に残りやすいという性質がぼくたちには備わっているので、却って効果的だったりします。

◆チェックリスト
計画プロンプトに似ていますが、行動レベルまで落とし込んだうえで「〜したら〜する」という習慣化テクニックの王者【If-then planning】を組み込むことで、作業に判断力を使わないようにしてバイアスを除去します。

これはとても効果的なので、すぐにでも取り入れたいテクニックですね。


以上5つがぼくがよく使っているデバイアステクニックでした。

常に勉強。そして謙虚に。

まとめがぞう

常に謙虚にし、勉強し続けることで、バイアスの影響を可能な限り除くことができます。

これをやらない手はありません。このnoteを読んでしまったアナタは、この瞬間からやりはじめることで、バイアスの苦しみから開放されます。

知っててやらない手はありません。全世界の人間、とくにマネージャーやリーダー職の方、経営者は必須スキルのひとつとしてテストされてもいいくらいのレベルで学んでおきましょう!

ちなみにバイアス解除には、12のデバイアスガイドの中に【教育】というものがあり、読書も効果的だと思います。ひたすら知識を積んでおくのも悪くない方法です。

Kindleなら読み放題サービスあるので、コスパがいいと思います。ぼくも使っているサービスで、とても快適に読書できていますよ。

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では今日はこのへんで失礼します。

また明日お会いしましょう😌


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☆参考になった書籍☆
ぼくのnoteでは殆どが読書から知識を得て、それを自分なりに解釈し、実践して得た学びを中心に発信しています。

毎日アップしているnoteですが、今日から参考書籍を1日1冊はご紹介しておこうと思います。

ぜひ参考にしてみてください!

**本日のオススメ書籍**

〜この本のひとこと〜
項目ごとにわかれて書かれているので、サクッと開いてサクッと読むといった使い方ができる書籍です。書いてあることも、なるほどと唸らせる内容です。バイアスから解放されたいなら必見の書です😁

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現在、メディカルスタッフためのマネジメントサークル【えむてぃ】を運営しています。現役の臨床検査技師で管理職だからこそできることを中心に発信中で、検査技師の実情に合わせた投稿や、医療職であれば絶対に学んでおきたいスキルだったりマインドを発信しています。

また、多職種の交流も大切にしています。こちらはこれから伸びていくと思っているので、どんどんご参加していただければと思っています。


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