私とエレキギター②

私が本格的にギターを始めるきっかけになったのは、川崎に住んでいるシー君、ブー君という従兄弟の兄弟が冬休みに帰省してきた事でした。

シー君が僕私の10歳上、ブー君が私の5歳上。2人は本当に優しくて、自分の知らないいろんな事を教えてくれ、兄がいない(姉はいます)私にとって本当のお兄ちゃんみたいな存在でした。

帰ってきた2人が私の部屋に入ると
「あれ?ギターあるじゃん!」
とブー君がギターを手に取り、音叉も使わずギターをチューニングして手慣れた様子で何やら曲を弾き始めるではありませんか!

「ブー君ギター上手だね!」
と言うと今度はシー君がギターを手にとり、またまたカッコよく曲を弾き始めました!

その2人のレベルは超ド初心者の当時の私から見ても相当に上手いことがわかりました。

「ひっでかっけー!!」(福井弁で滅茶苦茶がかっこいい!という意味)
と思って興奮気味に2人にギターの事を質問すると、色んな事を教えてくれました。

まず、私の持っていたクラシックギターにはナイロン製の弦を張った方がいい事。当時そのギターは巻弦がナイロン、プレーン弦が鉄弦、後から父が張ってくれた弦はおそらくエレキギター用の弦という滅茶苦茶仕様だったのです。
それからチューニングを音叉でやるのは最初は難しいから『チューナー』という道具を買った方がいい事。
タブ譜というギター用の楽譜がある事など…。

次の日シー君の運転で地元の楽器店に行き、ナイロン弦のセットとピックまで買ってくれ、家に帰り弦を交換してチューニングをしてくれました。

そして、簡単な曲の弾き語りを教えてくれました。
その曲は「日立の樹」という曲です。
恐らく35歳以上の方ならわかるかと思いますが、「この〜木なんのき気になる木〜♪」
って日立のCMソングですね。
2人が川崎に戻った後も冬休みの間滅茶苦茶練習しましたね。

もちろん、その年のお年玉でチューナーを買ったのは言うまでもありません。

そして日立の樹をほぼ弾けるようになった私は、ブー君の言葉を思い出します。
「俺は最初はビートルズでギターを覚えたかな〜。」

そこで私は再びお年玉を握りしめて本屋に行くと一冊の教則本を買いました。
「ビートルズで覚えるロックギター」だったかな?

またまた続きます(汗)






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