立川るりこ

ペンネーム・立川るりこ。日本のとある都心部で働き、暮らす40代ミドルエイジ。夫と仲睦ま…

立川るりこ

ペンネーム・立川るりこ。日本のとある都心部で働き、暮らす40代ミドルエイジ。夫と仲睦まじくいるために、共同作業で家庭を回し、子どもをケアし、共に働く生活。妻・母・娘・姉・部下・上司、そして学生など幾種の役割はうまく務まっているものは何一つないが、ふと何かを思う。日々、いろいろに。

最近の記事

40代ミドル女の腱板断裂手術入院記③

術後はじめての食事  前回の記事からすっかり時間が経ってしまったのだが、当時を思い出しながら綴る。  現在は術後半年を過ぎた時期。ここまでの期間に執筆が滞ってしまったのは、ひとえに、治療と生活と仕事をするだけで毎日精いっぱいだったから。半年が経った今でも、弱くなったがまだ痛みは残り、腕の可動域も依然としてケガをする前のようには戻っていない。リハビリに励む日々である。  棘上筋断裂(肩腱板断裂)の手術は朝9:00に始まり、1時間半程度で終わった。主治医でもある執刀医は間接鏡

    • 40代ミドル女の腱板断裂手術入院記②

      手術がはじまるまでの風景  いよいよ手術の日となった。  関節鏡下手術なのでメスで切開するよりはずっと負担の少ないけれども、肩に何カ所か穴は開くし、全身麻酔だし、やっぱり怖い。一方で「これで激しい痛みから幾分解放されるのかも」という期待があった。そわそわした浅井眠りのまま当日の朝を迎えた。  言いつけどおりにスキンケアは我慢し、洗顔、歯磨き、髪にブラシをかけるなど最低限の身だしなみをしておく。7:30までにお水を少し飲んでおく。麻酔が覚めてからも4時間は病床から起き上がれな

      • 40代ミドル女の腱板断裂手術入院記①

        40代になって初めて急に、本気で何かを記録しようとするワケ  もっぱら読む専用としてしかnoteアカウントは使っていなかった40過ぎの女が、にわかに、今日から、思い立ったように、何かを書き始める。そのきっかけとなった肩の腱板断裂に、宿命的なものすら感じる。大袈裟でなく。なぜならば、もっと早くから書き始めるべきだったから。  具体的な理由を述べるとすれば、30代40代のわたしの人生に起きた出来事の幾つかが、世の中の多くの女性の経験に共通するものだと確かめたいからだし、一方で

      40代ミドル女の腱板断裂手術入院記③