赤ちゃんの泣き声を聞き分けるメリット
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赤ちゃんの泣き声を聞き分けるメリット

こんにちは。ダンスタン・ベビー・ランゲージ講師の中村夏実です。ダンスタン・ベビー・ランゲージは、産まれた直後から、生後3、4ヶ月くらいの赤ちゃんの泣き声を聞き分けるメソッドです。今日は、赤ちゃんの聞き分けにはどんなメリットがあるのかをお話ししたいと思います。 

1. 赤ちゃんを早く落ち着かせてあげることができる

ダンスタン・ベビー・ランゲージでは、本格的に泣き始める前の音に注目して聞き分けをするので、その段階で適切なお世話をしてあげることで、泣く時間が短くなります。  

泣いている理由が分からなくても、授乳、オムツ替え、抱っこしてあげる、などいろいろやってみればいいのでは、と思われるかもしれません。確かにそうなのですが、赤ちゃんが泣いている理由が分からなくていろんなお世話をトライ・アンド・エラーで試しているうちに、どんどん泣き声が大きくなって、ギャン泣きになってしまうことがあります。そこまでいってしまうと、赤ちゃんもストレスのスイッチが入ってしまっていて、その段階で適切なお世話をしてあげても、なかなか落ち着かせてあげるのが難しくなってしまいます。そうするとママパパが「どんなに一生懸命お世話をしても泣き止んでくれない、どうしたらいいの?」と困ってしまうことになります。  ですので、そうなってしまう前に早めに聞き分けをすることで、育児がだいぶ楽になるのです。

2. 赤ちゃんが泣く時間が短くなると、育児をする上でのストレスが減る

人間は、赤ちゃんの泣き声を聞くとストレスを感じるようになっています。赤ちゃんが泣いていると、たとえ自分の赤ちゃんではなくても、無意識のうちに注意を向けてしまいますよね。これは本能的なものなので、「赤ちゃんは泣くのが仕事だから」と言われても、やはり赤ちゃんが長時間泣き、お世話しても泣き止んでくれない、というのは大きなストレスになります。さらに罪悪感や親としての自信喪失、赤ちゃんがかわいいと思えない、などのネガティブな感情にもつながりがちです。

産後の時期というのはただでさえ、体が回復途中にありますし、ホルモンの関係で産後うつになりやすい時期です。特に初めての赤ちゃんの場合、慣れないお世話をするのも一苦労ですし、頻繁な授乳で睡眠不足にもなりやすく、大変な時期ですよね。 そんな中で連日赤ちゃんが長時間泣く場合、さらに大きなストレスが加わって、産後うつの原因の一つにもなりかねません。 

このような状況を考えると、赤ちゃんが泣く時間が短くなることによって育児のストレスが軽減できる、というのがとても大切なメリットだとご理解いただけるのでは、と思います。  

3. 育児のストレスが軽減されると、夫婦仲にもよい影響を与える

ここ数年で、産後クライシスという言葉が知られるようになりました。産後クライシスは、産後急激に夫婦仲が悪くなることを言います。その理由は様々ですが、お母さんは産後ホルモンの変化でイライラしやすくなり、もしお父さんが十分に育児に協力してくれない、自分の思った通りに動いてくれないと感じる状況があると、その怒りをぶつけてしまいやすくなります。お父さんもイライラをぶつけられると、やはり喧嘩が多くなってしまったり、二人の間に溝ができてしまったり、というようなことが起こります。  

赤ちゃんが泣くことが少ないとストレスが少なく、お互い気持ちに余裕が出て、イライラすることが減り、産後クライシスのような大きな問題になりにくくなります。また、夫婦でベビー・ランゲージを学ぶことで、お父さんも自信を持ってバリバリ育児ができるようになります。さらに両親だけでなく赤ちゃんに関わる人全員がベビー・ランゲージを使ってお世話をすることで、とてもよい協力関係を作ることができるようになります。  

4. 授乳がうまくいきやすくなる

お腹が減っていないのに授乳してしまうと、吸い付きが悪くて乳首が痛くなり、赤ちゃんも吐きやすくなります。逆にお腹が減っているのに授乳をしないと、お腹が空きすぎてギャン泣きになってなだめるのが難しくなることがあります。

ダンスタン・ベビー・ランゲージを学んで、お腹が減ったタイミングで授乳すると吸い付きがうまくいきます。また、授乳後に赤ちゃんが泣いた場合、おっぱいが足りなくて泣いているのか、それともそれ以外の理由で泣いているのかを聞き分けるは非常に重要です。おっぱいが足りなくて泣いている場合にはミルクを足す、という判断ができますし、他の理由で泣いている場合は「お腹が空いていないのに授乳しすぎてしまう」ことを防止することができるからです。

注記:生まれてすぐの新生児の赤ちゃんの場合、お腹が減って泣くまで待つのではなく、二、三時間おきに授乳することが大切です。また、母乳が足りているかどうかは、赤ちゃんの健康状態や体重増加などを総合的に見て、医師や助産師と相談の上、判断することも大切です。

5. 寝かしつけが楽になる

赤ちゃんが眠くないのに寝かしつけようとしても時間がかかって大変ですが、逆に眠いステージを超えて疲れすぎてしまうと神経がたかぶってしまって、寝かしつけるのが難しくなってしまいます。  

赤ちゃんが疲れた、眠い、というサインをキャッチしたら、すぐに寝かしつけをすることで、比較的すぐに寝てくれることが多くなります。赤ちゃんがすぐに寝てくれるとパパママも自分たちの睡眠時間を確保しやすくなる、というメリットがあります。

6. 生後すぐから双方向のコミュニケーションが可能になり、親子の絆が深まる

赤ちゃんの泣き声によってニーズを理解できる、ということはちゃんと双方向のコミュニケーションが成り立っているということです。 赤ちゃんは泣くことでニーズを伝えてくれています。お母さんお父さんが、赤ちゃんのニーズに耳を傾け、理解して欲求に応えてあげると、赤ちゃんは安心し、パパママは親としての自信や満足度が高まります。そこに親子の信頼感や絆が生まれます。 

逆に、赤ちゃんがギャン泣きしている時というのは絆を深めるのが難しくなります。赤ちゃんは自分の基本的な欲求が満たされない時というのは生死に関わりますから、サバイバルモードになります。親としても「一生懸命お世話しているのになんで泣き止んでくれないのー!」となってしまうと、赤ちゃんにネガティブな感情を抱いてしまうことになり、そんな時は親子で絆を深める、という感じにはなりません。  

赤ちゃんが生まれてからの乳幼児の時というのは愛着形成に大切な時です。生後直後から、赤ちゃんのニーズを理解することによってしっかりと親子の信頼関係ができてくると、それはその後の親子関係や、赤ちゃんの発達や自立にもいい影響を与えることになるのです。  

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今日はダンスタン・ベビー・ランゲージを学ぶことの5つのメリットについてお話しました。まだまだ日本では知名度の低いメソッドですが、これからまた情報発信を続けていきたいと思いますので、お友達に今妊娠中の方や、生後3ヶ月未満の赤ちゃんのいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてあげていただきたいなと思います。 

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泣き声や動作で泣いている理由を聞き分けるオーストラリア発のメソッド、ダンスタン・ベビー・ランゲージの講師。赤ちゃんのぐずりや夜泣きで困ることなく子育てを楽しめるよう、聞き分けを常識にすることが目標です。https://www.dunstanbaby.jp/