見出し画像

【♯スイス旅行】氷河特急の指定券購入

8月31日で前職を退職し、
年休消化のため9月は1カ月間お休みをいただきました。
そこで13日間
バルセロナ(スペイン)→パリ(フランス)→ツェルマット(スイス)→ミラノ(イタリア)に行ってきました。

事前にネットで情報を探してもコロナ前のものが多く、
コロナ前後では変更していることが多かったので、
情報をまとめたいと思います。

氷河特急(グレッシャー・エクスプレス)とは

クール駅(途中の停車駅、世界遺産の街)にて

私が乗車した区間は、マッターホルン観光の街「ツェルマット」と高原リゾートの街「サン・モリッツ」です。
アルプスを横断する観光列車と聞いて、全区間約8時間乗車しました。

そんなに乗れないよって思うかもしれませんが、
車内を撮影したり、風景を楽しんだり、ランチをしたり。
自分で歩かなくても色々なところに連れて行ってくれるので、
意外に乗るとあっという間に目的地へ。

口コミを見ると、全区間乗車する人は少ないと聞いていましたが、
終点のサンモリッツで降りる人は、確かにそこまでいません。

欧米系の方々は、アンデルマットやクールなど
途中、世界遺産の街や観光で有名な街に停車するので、
そこで下車する人がかなり多かったです。

サンモリッツは冬場はウインタースポーツが盛んですが、
ウインタースポーツをしない私や
街も高級ブティックがメインで買えるものも私は少ないので、
途中で下車すればよかったと、実際に乗車してみて思います。

車両の特徴


車内の様子(2等車)

私は2等車に乗車しました。
2名掛けのボックス席が通路を挟んで2列あり、
1等車は2名掛けボックス席と通路を挟んで1名掛けボックス席。
2等車は1等車と比較して若干いすが狭く、クッションの固めでした。
体格の大きい人には、2等車はやや狭いかも?

車内は1等車と2等車、Excellence Class Classicそして食堂車で
構成されています。

2等車も含めて、天井まで窓がついているパノラマ展望車両です。
7つの谷、291の橋、91のトンネルを抜ける風光明媚なスイスアルプスを
がっつり楽しめる仕様です。

運行期間

どうやら10月下旬から12月中旬までは、運行を行っていないようです。
公式HPには2023年度の時刻表が記載されています。

指定席の購入

私は公式HPから購入しました。
クレジットカート決済ですので、手元に用意してください。

1等車と2等車を予約する場合は、「classic」
Excellence Class Classicを予約する場合は「Excellence Class」を選択。

1または2等車を予約する場合

予約画面/出発地と到着地、乗車日と車両の等級を選択し、NEXTを押す

・Depature:出発地(私の場合はZermatt)
      ※薄地のstationを押すと選択肢が表示
・Arrival  :到着地(私の場合はSt.Moritz)
・Outward :乗車日(選択するとカレンダーが表示)
・Class  :1等車は「1st Class」、2等車は「2nd Class」を選択

すべて入力したら「NEXT」を押す。
空きがあると、下記の画面に変わります。
※空きがないと、
 There are not enough seats available. Please select another connection.
 と表示されます。

予約画面/空席があるとこの画面が表示される

・Number of torabellers:乗車人数を選択
・Outward trip of 日付   :この日はツェルマット発が8時52分と9時52分
            2本あるため、乗車する時間を選択
人数と乗車時間を選択すると、読み込みが開始し、
しばらく待つと自動的に下記のような画面が表示されます。
※表示内容はそのときの空き状況によって代わります。

予約画面/予約できる号車と席が選べる(緑の部分)

・Coach :号車
      ※他の車両も空いている場合は、他のCoachも表示されます。
       この場合は31号車しかあいてないので、
       他の号車表示されてません。
・selected:現在選んでいる座席(今は17番を選んでいます)
・availablr:選択可能な席(17番の他、その向かい合わせの14番が空き)
・CHF49.00:指定席料金(私が旅行したときはCHF1で170円でした)
      ※CHFはスイスフランの略

【参考】ある日の1等車の場合
この日の1等車は31号車から36号車まで設定があるようで。
そのうち35と36号車に空きがあるため、選択できました。

予約画面/ある日の1等車、日程により連結されている号車数は異なる

※注意事項
・指定席料金は1等車と2等車は同じCHF49.00です。(2023年9月現在)
 ただし、乗車券代が1等車の場合と2等車の場合で料金が異なります。
・連結する車両数は、予約状況によって増結したり減らしたりします。
 私が乗ったときも、ツェルマットに1車両切り離した車両がありました。
・ツェルマットから乗車する場合、進行方向右側の席は景色が良いです。

座席表

座席表

※注意事項
・私は2等車の14番と16番にツェルマットから乗車しました。
 このときは、列車は進行方向左側で後ろ向きに進んで行きました。

 そう考えると、ツェルマット発の列車ですと、
 進行方向は2等車だと11番や13番、21番や23番の席
 1等車だと11番の席が前を向いて、かつ、進行方向右側かもしれません。

・座席を選べるのであれば、車両の中ほどがいいといます。
 そうすると、車内全体がパノラマで、景色が左右両方きれいに見れます。

・ツェルマットから乗車すると、途中2回ほど機動車が変わります。
 また、クールという駅では、進行方向が逆向きになります。

路線図/クールで進行方向が変わります

座席表はこちらのHPより抜粋しました。

手配も代理で行ってくれているみたいですので、
ぜひご参考に!

さて、席を選んだら「NEXT」を押します。

予約画面/旅行者の情報を入力、きっぷは印刷を自動的に選択されます

・First names:乗車する人の氏名(名)
・Last names:乗車する人の氏名(姓)
・Birthdays
 Day    :乗車する人の誕生日(日、4/1誕生日なら1)
 Month  :乗車する人の誕生日(月、4/1誕生日なら4)
 Year    :乗車する人の誕生日(年、1990年生まれなら1990)
・Reduction  :利用する乗車券の種類を選択

予約画面/Reductionを選択すると選択肢がたくさん表示される

Reductionを選択すると、これだけたくさんの選択肢が表示されるので
ちょっとびっくりするかもしれません。

これ、よく読むと
・割引なし
・年齢ごとに乗車券の料金が変わるため、選択肢が年齢ごとに表示
・ハーフフェアパスやユーレイルパスなど、スイスで使用できる
 様々なパスがあり、自分が使用するパスを選択できる

何を選択するかにより、指定席券に乗車券部分の料金が
上乗せされるようになっています。

スイス国内のみ周遊する場合は、スイスパス等を推奨する
サイトもありましたが、私はEU内を周遊するため、
スイスイパスだとスイス国内のみになってしまい不便なので、
ユーレイルパスを使用しました。

予約画面/Reductionでユーレイルパスを選択すると、右上のPRICE(値段)が指定席料金のみ表示

例えば、ReductionをNo discount(無割引)にした場合、
PRICE(値段)の部分には無割引の乗車券料金が追加されます。

予約画面/無割引にした場合、指定席料金DHF49.00に乗車券代CHF268.00が加算される

ここまで選択したら「NEXT」を押す。

予約画面/車内でコース料理を食べる場合は、希望するメニューを選択する

ここまできたら、あと少し!
車内でスイスの味を堪能した場合は、事前にコース料理を注文できます。
パンフレットによると、使用する素材はこだわっているようです。

下記を開くと、英語表記ですべてのメニューではありませんが、
写真を閲覧することができます。

このPDFは車内で提供されているメニューで、
コース料理のほかにアラカルトメニューも記載されています。

公式HPに記載されているものは2022年度のもののようですが、
私が乗車したときとメニューの数が多いような気がします。
https://www.glacierexpress.ch/fileadmin/user_upload/GEX/PDFs/221201_GEX_Speisekarte.pdf


ここで予約しなかった場合は、事前にメールにて予約できるほか、
スイスに行ってからツェルマットなどの駅で予約でき、
当日料理に余裕があれば、車内で注文しクレジットカードで支払OKです。

私は旅行の予算から、コース料理は注文しませんでした。
2号車は予約している人とそうでない人は半々、
私のように持ち込みをしている人も多かったです。
前に座っていたご婦人二人組は、赤ワインのボトルを持ち込み、
持参したパンとチーズでランチを堪能していました。
グラスは各テーブルの窓横スペースに人数分収納されていました。

私が乗車したツェルマット9時52分発の場合、
コース料理の提供は12時前に開始。
専用の乗務員がお皿やパン、飲み物を次々に運んでくれます。
できあがった料理をお皿の上にのせて運んでくるのではなく、
スタッフが料理の入った大皿を持って、一人ひとりの机までいき
取り分けてくれるスタイルでした。

残るは決済画面です。
ここからスクショで画面をとれなかったため、文字だけ。

・shopping cart

が表示されるので、自分が選んだものに間違えがないかを確認。
OKな場合は画面右下青字の「Proceed to check out」を押す。

スイスパスを登録済、これから登録する、使用しないで枠がわかれます。

・スイスパスを登録している人は、「Registered Customers」
・これから登録する人は、
 「Checkout as a Guest or Register/Register with Swisspass」
・私のようにスイスパスを使用しない人は
 「Checkout as a Guest or Register/Checkout as Guest」

それぞれ選択してください。

スイスパスを使用しない場合しかやっていないので、
ここからは、Checkout as Guestを選んだ人のみ。

個人情報を入力する画面になるので、
・氏名
・性別
・Eメールアドレス(2か所入力する)
・street:住所で都道府県以外を記入
    (市や区はshi、kuと記載してもOKでした)
・Zipcode:郵便番号(ハイフン不要)
・city:都道府県を入力(TokyoやAomori等自身の住所)
・country:日本国籍ならJapanを選択
・Payment Methods:クレカ決済の場合は「Credit Card」を選択
          VISA、マスター、アメックスが使用できます。

・Insurance:保険への加入の有無を聞かれます。
      私は加入しませんでしたが、特に問題はありませんでした。
・Summary:改めて今回の購入内容が表示されていますので、確認を!
・最後にプライバシーポリシー等に同意するかチェックする箇所が2か所あ 
 るので、ともにチェックを入れてください。

ここまできたら、「PRICE ORDER」を押すと、
クレジットカード決済画面に切り替わります。

決済が完了すると、終了です。

しばらくすると、登録したメールアドレス宛に
QRコード付きのPDFファイルが添付されたメールが届きます。

メールに添付された予約表/右上塗りつぶし部分がQRコードになっています

車内で改札の際にQRコードを提示できるよう
印刷をしてもっていくか、スマホでスクショするなどして
当日持参してください。

Excellence Class Classicを予約する場合

私は予約したことはないですが、
検索画面を見ると、ツェルマットからサンモリッツ、
またはその逆のサンモリッツからツェルマットしか
乗車区間を選ぶことができません。

そして、乗車日を選択すると、
1等車や2等車が運行する日にも関わらずエラーメッセージが出てきます。
私が乗車したときも、Excellence Class Classicは連結されていなかったので、
常に設定日があるわけではなさそうです。

指定席の払戻しについて

基本的に一度購入すると、払い戻しはしないと上記の予約表に
記載されています。

私は保険に加入しませんでしたが、
もしかして保険をかけると文言は変わるかもしれません。

また、私は最初1等車を予約していましたが、
予約した時点で隣同士の席がなく、離れた2席を予約していました。

乗車日2日前に再度サイトを確認したところ2等車で隣同士の席が空き、
1等車と同じ予約者の氏名で2等車を予約。
1等車を払い戻しできないか、メール(railservice@rhb.ch宛)にて
問い合わせをしたところ、翌日には返信がきて、
手数料としてCHF10はかかりましたが、払い戻しをしてもらいました。
差額は購入時に使用したクレジットカードの口座に
10日以内に振り込むという内容です。

払い戻しができないのに、なぜ席があいたのかはわかりませんが、
私の予想では、旅行会社がある程度席を事前に確保していて、
その席が返されたのではないかと考えています(あくまでも予想です)。

ですので、席が離れた状態で予約しても、
あきらめずに直前まで予約状況を確認することをおすすめします。

【参考】スイス観光局のHPにも詳しく載っています


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?