インフルエンサーになる方法と生き残り方(2023年版)②
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きありって学校で習った方も多いと思います。
日本で売られている携帯電話、ガラケー時代はPanasonicやSONY、SHARPなどほとんど日本メーカーだったのですが、スマホが出てきてほぼ全滅。
一部を除いてほとんどのが海外制Androidやiphoneを持つ様になりました。
スマホシフトにより、インターネットとの距離が近くなり、回線速度が速くなるにつれて、テキストから写真、そして動画が見られる様になります。
SNSプラットフォームの変化に伴ってインフルエンサーも変化していきます。ブロガー、インスタグラマー、ユーチューバー、ティックトッカー。
インフラが整備されると、デバイスが変化。それに歩調を合わせて新しいSNSプラットフォームが出てくるし、その上に流行が組み合わさるので、今後どうなっていくのか?来年すら予測できません。
さらにインフルエンサー自身においては年齢によるライフスタイルの変化や好みも変わっていきます。不確定に不確定を掛けていく様な感じです。
なので、既存のインフルエンサーが消えていき、新たなインフルエンサーが生まれるというサイクルはこれからもずっと続くのだと思います。
冒頭に書いた文は平家物語からなのですが…
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。 驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
”世の中は変化し続けるもので、どんなに繁栄した人でも、必ず衰える。その間は絶好調だとしても、春の夢の様に覚めてしまうもの”
まさにインフルエンサー界隈の事の様です。
これはどんな職種にも当てはまります。前談のガラケーの話も同じですが、ことインフルエンサーにおいてはその賞味期限がとても早く感じます。
インフルエンサーとはSNS上で影響力があり、その影響力を使って何かを宣伝したりしている人たちで、SNSの視聴者に対して、見た目の美しさや可愛らしさ、流行、話題、ノウハウなど、視聴者の隙間時間を埋めるような何かしらの提供(投稿)をして、その対価として再生回数やフォロワーを増やしています。
2021年の調査でZ世代のなりたい職業に輝いたインフルエンサーですが、これを仕事にするのであれば絶対に気をつけなければいけない事があり、それは愛沢の書籍の中で『SNSに消費される。』と語られていますので、興味のある方はぜひ購入お願いします🙏
SNSを実業に生かしたり、企業からPR費用を得る目的で使用したいと思っている人は多いと思います。中には趣味で始めたつもりが、フォロワー数の増加とともに、仕事のようになった人もいるかもしれません。
10~20万人のフォロワーがいて、ユーザーがアクティブな場合は月収数十万〜百万円以上を稼ぐ事ができるのですが、一定を超えるとなかなかフォロワーは増えてはいきません(芸能人は別ですが)。そうするとビジネスの成長のためにもっとフォロワーを増やさないとならない。と思って話題作りの為に過度な演出や誰かを批判するような投稿をする様になっていきます。
そういった投稿に賛否両論はあるかと思いますが、多くの場合、批判より共感が上回ります。
一度これをやるとその反応の良さに辞められなくなっていき、いつの間にか現実とSNS上での人格に解離が起きて、そういった人格に形成されていってしまう事が…
SNS問わず、スマホのアプリはユーザーの可処分時間を奪い合っているので、どんな投稿だとしてもユーザーを1秒でも長くアプリに繋ぎ止める事ができるのであれば、プラットフォーム側はこれを良しとするし、反応が良いのであればSNS上で優先的に露出されて、結果フォロワーは増えていきます。
これがSNSを使おうと思っていたのにも関わらず、SNSに使われて、消費されてしまう。という事です。
それでも大丈夫、とりあえずフォロワー!と思う人もいるかもしれませんが、インフルエンサーとして知名度が上がり、成功を納める人はごく一部で、そういった人達も、その人気を保ち続ける事は中々できていません。
では、なぜフォロワーが増えなくなってしまうのか?
それは、多くの場合が、そのプラットフォームにより過ぎた投稿をしている(そのプラットフォームの中で流行っている似た様な投稿)からであり、投稿内容に飽きてしまい、数あるインフルエンサーの一人になってしまうからです。
そして、そういった人たちは次のプラットフォームに移行する事ができません。ブロガーがインスタグラマーに、インスタグラマーがユーチューバーになれなかった様にです。
では、なぜ愛沢がブログ時代から今でもインフルエンサー(本人は公言してませんが、毎月数百万円の宣伝依頼がきます。)で居続けられるのか?
その辺りは、また次回話していきたいと思います。
ぜひ、こちらも見てみてください。
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