キャバ嬢の給与が高すぎる理由
弊社は代表が元キャバ嬢という事もあり、キャバクラのプロデュースや支援をおこなっています。
弊社代表が現役だった10年前と比べて、今は売上が1日1,000万円とか月間1億円のとんでもない世界になっていて、さらに売上の半分以上が給料と聞いて驚きを隠せません。
若くて自由になるお金も多いので、インスタグラムやTikTokのハイブランド、ハイジュエリー満載のキラキラアカウントの方が実はキャバ嬢だったなんて事は珍しくないのですが、なんでこんなに給与が高いのか?考えてみたいと思います。
高所得というばスポーツ選手ですね。
上記はJリーグの年棒ランキングですが、1位はイニエスタ選手の20億円..これは破格すぎ。2位は元日本代表の大迫選手が3億5,000万円、3位2億円と続き、41位くらいまでで1億円超えです。
ちなみにJリーガーの平均引退年数は25歳くらい、意外と短くて驚きます(汗
ずっとサッカー漬で生活してきて、25歳で引退って…悲しすぎますよね。
もしかすると30歳超えても現役で働けるキャバ嬢は生涯年収だとJリーガーと同等かそれ以上な気がしてきました。(サッカーファンの方は怒らないでください)
TikTokやYouTubeで見ていると年間の売り上げがおそらく数億円あるであろうキャバ嬢って東京や大阪には沢山います。流石にイニエスタは別格として…残りの上位10人だと、キャバ嬢の方が給与が上を行く可能性は十分にあるのではないでしょうか?
本来このような高給与の仕事であれば、たくさんの求職者で溢れかえるはずですが、お店が採用したいと思う女の子が多くなりすぎると時給が下がる事になります。
給与というのは労働力の対価です。
対価といっても、給与も商品の値段と同じく需給バランスでも決まります。バーキンやケリーと同じように、欲しい人がたくさんいれば上がり、少なければどんなに高性能の商品でも値段は下がっていきます。
どんなに素晴らしい経歴やスキルがあったとしても、どんなに大変な仕事だったとしても、それを必要とする人たちがいないと価格は上がりません。
逆に、まったく経歴がなかったり、何のスキルもなかったとしても、欲しいと思う人が沢山いれば、それだけで価格は上がります。
反感を覚悟で言うと、キャバ嬢で特筆したスキルを持っている人はほとんどおらず、大体の場合が見た目で時給が決まります。中には、SNSのフォロワー数が多い、元モデル、芸能人という方もいますが、そうであったとしても素晴らしい容姿があっての高時給です。
なぜ容姿が良いと時給が高いのか?
それはもう、それを欲しいというお店、お客様が多いからに他なりません。スキルや経歴が素晴らしいからほしい。話が面白いからほしい。という事はほとんどありません。
もちろん接客というもの大事な要素ですが、東京はラウンジという接客をそこまで重視しない業態もあり、ほぼ見た目で時給が決まります。
容姿が良ければ、希少性が高く、高時給
これがキャバ嬢が高時給という大きな理由です。
また、最近では美容整形の技術進歩によって、容姿を変える事ができます。それによって高時給をもらうことのできる人も多いのではないでしょうか?
私は美容整形斡旋者ではないのですが、美容整形肯定派。
自分の希少性を上げるのも自分自身でできる時代なので、キャバ嬢志望の方の美容整形は自己投資としては価値がありそうです。
また、容姿が良かったとしても特殊な業界なので、そもそも職業として敬遠されることもあり、高時給なのに成り手が少ないことも容姿の良いキャバ嬢の希少性を上げる一つの原因です。
サッカー選手の引退は25歳
怪我などの理由で、引退を余儀なくされる方もいますが、多くは競争に負けてしまうことから引退を決めるそうです。プロになってからも過酷なレギュラー争いが続き、毎年若くて新しい選手が続々登場してくる。そんな中で第一線で戦っていく。というのは確かに大変な世界。
ただ、もちろんJリーグと言ってもJ1だけでなく、J2やJ3といったカテゴリを下げて選手を続けることも可能です。
しかし、J1なら3,000~3,500万円ほどの年棒でもJ2は4~500万円、J3は3~400万円と一気に1/10ほどになってしまうし、いつまで現役でいれるかわかりません。
サッカー選手になるには、特別な才能を持っていた。と言うこともあるかと思いますが、小さな頃から努力を続けてきた。という事実があります。多くは小学生の頃からずっとサッカーを続けて、高校、大学はサッカー漬だったのではないでしょうか?
それと比べると、キャバ嬢が努力する期間はキャバ嬢になってから、それもある程度見た目が良い場合は優遇され、大抵の事が許されてしまいまう環境。だから、しっかりと毎日出勤をして、結果を残すことが難しくもあります。
そして、見た目先行が有利のキャバ嬢の場合、以前のインフルエンサーの生き残り方と同じ、盛者必衰の理をあらわす平家物語のように、驕れるものは変わります。
4~5年前にSNSで流行った『どうやったら金持ちの男性と結婚できますか?』という質問に対するJPモルガン社長の回答も、また心理ではないでしょうか。(実際はフィクションです。)
だから、見た目以外、キャバ嬢としての価値以外を作る必要があるというのは弊社代表愛沢の考えです。
愛沢は23歳という早い段階でアパレルで起業するといった昼間の仕事にシフトしました。キャバ嬢としてはまだまだ活躍できたかもしれないのですが、結果的にこれが良かった。と言っています。
キャバ嬢以外の取り柄はなく、売れっ子なので勘違いも甚だしく、多くの人に迷惑をかけながら10年間。学ぶことは多くあったそうで、元がマイナススタートだから、他の人より大変だったというのは今までの書籍で何度も語っています。
そういった経験から、プロデュース先のキャバクラでは、若い時間は限られるから、なるべく早く結果を出して、色々と経験をした方が良い。と伝えています。
キャバ嬢で人気があるときから、キャバ嬢以外の努力を
キャバ嬢として売れて、SNSのフォロワーを増やしてそれを使いながら別の価値を作る。これが引退後も続く長い人生の勝ちパターン、これはキャバ嬢だけではなく、インフルエンサーの方にも言えること。
でも、キャバクラという世界は売れっ子には甘い世界、なかなか皆さん上手くいかないようです。
流れの良い時は何をやっても上手くいくような気がしていて、これに気付かず、人気に陰りが出始めたり、驚異の新人が入ってきて初めて不安になる。
キャバクラ界はずっとこの繰り返し、なかなか難しそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?