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お金を使うときは感謝しないと

こんにちは。

先日、読んだ小説の中で非常に感銘を受けたので、記事にします。

読んだ書籍はこちらです。

まだ全部読んでないので、あらすじを紹介することはできません。

喜多川泰さんの小説は、小説というストーリーのみではなく、人生論として非常に役に立ちます。物語も非常に読みやすいです。

何か読みたいけれど、読みたい本が見当たらないという人に是非ともおすすめしたいですね。

心を刻み込んだフレーズ

小説の中で、このフレーズがあります。買い物を行う中で、主人公が心に刻み込んだ言葉です。

欲しいものを手に入れるためにお金を払っているのではない。それに携わった人に、「ありがとう」を届けているのだ。

喜多川泰著『君と会えたから』より引用

小説では、ハンバーガーを購入した小説のヒロイン、ハルカがハンバーガーを購入した金額180円の金額を「180ありがとう」と折り紙に書いて、折り紙を折り始めます。

よくよく考えてみれば、ハンバーガーを食べたいとします。原料のハンバーグを作るにせよ、材料のケチャップ、チーズ、野菜を栽培するにせよ、時間、労力、お金もかかります。

そんな労力を180円支払うことで食べたいと思うときに食べることができるというのは、ある意味で画期的なことだと思います。

ということは、お金を使って支払いをする時には、材料の生産、商品の開発や商品の物流、商品の販売などに携わった人に対して、感謝の気持ちを伝えることが本当に大切だと思います。

クレーマーやカスハラというのは、感謝の気持ちがゼロです。自分がお金を払っているんだから、それに見合うものを受け取るのは当然だということを考えると最終的に人も離れてしまいます。

感謝の気持ちが芽生えるとお金を稼ぐ時にも以下のような考え方が生まれます。

ありがとうを集める

お金を儲けるということは、<ありがとう>を集めるということ

喜多川泰著『君と会えたから』より引用

これは、非常に感銘を受けたセリフです。

当たり前ですが、買い物や旅行などのサービスを受けるためにはお金を稼がないといけません。

以前、私は、お金というのは我慢の対価として得ることができるものだということを思っていました。

毎日、失敗して怒られるのが怖い、上司や同僚から嫌味を言われるのが嫌だ、客からのクレームが嫌などマイナスなことばかり考えていました。

自分の労働時間で精神をすり減らした結果得ることができる時間の対価が、給料という形で帰ってくるというのが私のお金を稼ぐという考えでした。

しかし、小説の中のこのセリフは非常に感銘を受けました。

時給800円のバイトをしている人のほとんどは、8000円必要になれば10時間働くしかないと考え実際にそうする。でも本当に考えなければいけないことは・・・
「1時間に10倍のありがとうをもらう方法はないか、ということだね」

喜多川泰著『君と会えたから』より引用

アルバイトの時給や正社員の月給というシステムの中で仕事をしていると忙しさの中で忘れてしまいがちな視点です。

毎日の定例業務を行うことはもちろん大切ですが、お金というのはサービスの対価としてもたらされるものだという視点は非常に大切だと思います。

より良いサービスを提供するために自分が毎日の中でできることを仕事の中で取り組む視点が非常に大切だと思います。

自分の仕事はサービスを受ける人に感謝されているし、サービスを受けている人が自分の仕事で喜んでいると考えると嫌々な思いをしながら毎日思い足どりで会社に向かうことにはならないと思います。

同じ時間で仕事をする中でもっと人に喜んでもらえることはないかということを考えながら仕事を行うことが非常に大切だと改めて感じました。

もちろん、その思いを裏手にとって搾取することな借りを考えているブラック企業も多くありますから、その見極めは非常に大切になります。自分が会社で働く中で違和感を感じたら脱出する準備はする必要があるでしょう。

今の日本の社会で生きていく中で非常に重要な考えだと思います。今の日本の社会でも給料は我慢の対価と考えている人が非常に多いのではないでしょうか。

働く考えを0から1に反転するために仕事をする中で頭の片隅に置いておきたい考え方です。

最後に

給料は我慢の対価だと考えてしまい、他人に対しても我慢を強要してしまう残念な人も多くいるのが今の社会の現状です。

本当に大切なことは、お金を支払い、サービスを受けることでありがとうという感謝の気持ちを伝えることだと思います。

お金を支払うときに感謝の気持ちを伝えることで、自分は感謝をされるためにどんなんことができるのかということを考えることができます。

その考え方が最終的にはお金の循環をよくすることにつながるかもしれませんし、社会全体が良くなっていくかもしれません(私は専門家ではないので、この辺りははっきりと申し上げることはできませんが)。

お金と仕事とサービスを受けるときに非常に大切なことを記事にしました。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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