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感情のメカニズム

あんたは自分の感情ってやつをじっくり腰を据えて観察するようなことがあるかい?

ここnoteで俺がフォローさせてもらっている御仁の記事の中でも、俺の印象としては比較的ロジカルにこの感情と言うやつを捉えていると感じさせてもらったnoteがあるんだ。

相変わらずみわみわさんの文章って、羽毛布団のように柔らかな表現に包まれていながら、その心にはぬらりと光を放つ刃が仕込まれているような感覚を貰えるなぁと思って読んでたんだよね。

このnoteのなかで、みわみわさんは周囲のヒトから非難されたと感じることがあったことを書いてくれている。

その時にみわみわさんが取った手段は「悲しみを手放す」と言う方法だったそうだ。

今回は自分の感情を手放すって手段について考えてみる回だ。

ちっとこの感情ってメカニズムについて眺めてみようぜ。

感情には持続時間ってのがある

感情ってのはヒトを振り回す側面がある。

それと同時にその感情をずっと感じ続けていることってのはヒトの仕組み的には出来るようになっていないってのが通説みたいだ。

このサイトによると、最も持続時間が長い「悲しみ」の感情でも120時間でその感情は感じなくなるんだそうだ。

何?あんたはもっと長い時間悲しみに暮れているって?

そいつはおそらくはその悲しみの原因になった出来事を思い出してはその時の感情を再生し続けているってのがあるってことらしい。

みわみわさんがやった「悲しみを手放す」というのはこの120時間をどう過ごすかってことなのかもなって思ったりしたんだ。

ちなみに感動は2.5時間しか保たないんだそうだ。

このあたりに、今の大量のコンテンツが出回っていると言う状況の原因の一端があるような気がしてくるよな。

プルチックの感情の輪

で、感情の特徴の一つに「複数の感情を同時には感じられない」と言うのがあるんだそうだ。

ここで紹介してくれているプルチックの感情の輪と言うのは、感情の関係性を図で表してくれているものなんだそうだ。


プルチックの感情の輪
出典:http://nanaguruma1125.web.fc2.com/

隣り合う感情は同時に感じていることもあるように思うかもだけれども、さっきも書いた通り、感情には持続時間がある。

悲しみが120時間保つのに対して、驚きは2時間しか保たない。

つまり最初の2時間は驚きがあんたを支配して、その後悲しみに支配されるようなことになると、そいつは誰かに対する非難だったり否認につながるって見方らしい。

そして、このプルチックの感情の輪で対角線上にある感情はより同時、というか交互に感情の行き来をするのが難しいってことなんだそうだ。

「悲しみ」の対極は「喜び」だな。

喜びの持続時間は35時間。
まあまあ保つんだな。

つまりこの理屈で行けば、「1日1回は嬉しかったことを思い出そう」ってことになるのかな?

そうすれば「悲しみ」が入り込む隙間を少しでも埋められるってことになるのかもしれないな。

不安と立ち向かう

同じ様に俺たちを苛む感情の一つに不安ってのがあると思う。

理由もなく漠然とした「うまく行かないんじゃないか」と言う感情。
あのモヤモヤとして一歩も前に動けなくなりそうなあの感情だ。

不安の対抗に位置する感情は「怒り」。
つまり怒っていれば不安はなくなるってスンポーなんだけれど、不安を解消するために怒ったことを思い出すってのは、実に精神を病みそうだ。

ちなみに怒りの継続時間は2時間。
不安は24時間だそうだ。

つまり苛立ちで不安を吹き飛ばそうとすると、怒ったことを常に思い出していかないといけないってなるわけだ。
こいつは嫌だな。

なので、次善の策を練るわけだけれども、怒りのご近所の感情に「予測」ってのがある。「希望」って言い換えても良いのかもな。

ちなみに「希望」の持続時間は24時間。
「不安」と同程度の持続時間だ。

予測は不安のまるきり対角線ではないけれども、それでも同時期に交互に感じることが難しい感情であることは間違いないんだよな。

つまり「不安」を解消したかったら、計画して実行して確認して対策を練り続けろってことになるんだな。

なるほど、PDCAサイクルは「不安」への対抗策でもあったってわけだ。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちが抱えている感情というメカニズムとどう付き合っていけばいいと思う?

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