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新型コロナの数字を眺める
あんたもワクチンの接種が徐々に進んできているってニュースを聞いているかい?
実際、感染の拡大状況ってのはのっぴきならないってニュースとセットで2回めの接種率がどのくらいになったってニュースが報道されているよな。
まあ、接種率が上がるのはいいことなんだろうなぁくらいにアバウトに思っていたんだけれども、ふと思い出した。
今接種が進められているワクチンって例外なく通常のワクチンよりも手続きを端折って承認されているって事実をだ。
たしかに緊急事態宣言解除後のリバウンドは数字として明確になっている。
ただ、実のところよくわかっていない情報ってのもあるのはホントだと思うんだよね。
今回はワクチン接種でわかっていることとわかっていないことを整理してみようって回だ。
ちっと改めて今の状況に頭使ってみようぜ。
重症になってしまっている人数を眺めてみる
まずは客観的なデータを眺めないことには話にならないよな。
上記リンクをたどってみてもらうと実際に感染者やら中軽症者、重傷者などの日付別の推移のデータを見ることが出来る。
まあ、データだけだとわかりにくいからちっとグラフにしてみた。
……あり?
なんか日々のニュースから受け取っている情報から感じている状況と違くね?
目立っているのは宿泊療養と退院者の占める部分だよな。
つまりだよ。
ほとんど発症していないってのが現実ってことをこのグラフは表しているようにしか見えないのよ。
今の東京の人口がざっくり1400万人だから、宿泊療養のヒトを含めても1.8%のヒトがどうこうなっているってことで俺たちはものすごい経済的な制約を迫られているってことが実体らしい。
実際に発症しているヒトってなったら、1500人ちょい。
ざっくり0.01%。
おいおいおい、マジか。
今の日本で最も感染状況がやばい事になっている東京でこれか。
いや、たしかに亡くなっている方もいるから単純に数字で語るのはどうなんだってあんたが言っても不思議じゃないと思うよ?
ただよ。2021年になってから新型コロナで亡くなっている方が1600人くらいいらっしゃるみたいなんだが、毎年の東京での自殺者数って2000人を下回ってないのが現状だ。
このデータはいわゆるパンデミックが発生した後のデータがないんだけれども、下がる要因は、まあ無いわな。
実際30代以下の主な死因のトップが自殺ってことらしい。
でも、その数字について俺たちはニュースで注目してこなかったし、その数字で世の中を変えなければならないとも思ってこなかった。
痛ましいことだとは思うけれども、それが俺たちの世界観を一変させる事実としては捉えてこなかったんだ。
こう考えてみるとさ。
今の一連のコロナ対策って一体全体なんなんだろうな?
変化に対する反応
そう考え始めると新型コロナ対策ってやつに俺たちが躍起になった理由ってのが気になり始める。
多分だけれども「日常」の中でわかりやすい「恐怖」だったからってことなんだと思うんだ。
自殺者については、ぶっちゃけ毎年どんだけのヒトが亡くなろうが自分には関係ないって思えてると思うんだ。
いや、現実に家族や友人や仲間で自殺者が出たらそれどころじゃなくなるのはそうなんだけれどさ。
新型コロナはそう言う現象が起きるよりも遥かに身近に「感染するかもしれない」ってリスクを感じることが出来る現象だったと思うんだ。
そのわかりやすい恐怖。
それこそが俺たちに「自粛しなきゃ!」とか「ワクチン打たなきゃ!」とか言う感情を抱かせた源泉だと思うんだよな。
ところが、実体としては感染したとしても、発症する確率はさっきのグラフの通りで、「あれ?なんでしたっけ?」って確率でしかない。
それよりも、臨床試験をほとんどすっ飛ばしているワクチンを国民のほとんどが打つって状況のほうが怖い。
ワクチンで不妊になるだの、それはデマだのって色んな情報が錯綜している。
でも現実には「何が起こるかわからない」ってのが実体だよな。
だって臨床試験すっ飛ばしているんだもん。
それでも「ワクハラ」なんて状況が発生しているなんてニュースも聞いたりする。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは一回冷静に状況を眺めてみる必要がある気がしないか?
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