お金とは『信用』・「新世界」を読む
ようこそ「新世界」の世界へ。
この記事はお笑いコンビキングコングの西野亮廣さんの著書「新世界」をその章立てごとに読み解くことで、より「新世界」という作品をあんたに楽しんでもらうための記事だ。
今回は4回目。「お金とは『信用』であり、クラウドファンディングとは『信用を換金する装置』だ。」の章を読み解いていこう。
目次はこちらね。
ホームレス小谷さんという人
あんたもこの記事にたどり着いてくれているくらいだから、もしかしたら知っているかもしれないけども、このホームレス小谷さんという人、まるでこの時代のために生まれてきたんじゃないかってくらいの生き様をしている人だ。
ホームレス小谷さんについては、超一流起業家向け雑誌「アントレ」のWEBページで紹介されている。
このホームレス小谷さん。その名の示すとおりホームレスなわけだが、健康を通り越して不健康なまでに肥え太っている。
「え?ホームレスってその日食べるものにも困るんじゃないの?」
あんたはそう思うかもしれないな。
ところがどっこい、この小谷さん、ホームレスを始めてから20kgも太ってしまったそうだ。
どうしたらそんなことが起きるのか?
ホームレス小谷さんがしているのは、「50円で自分の1日を売る」ってことだ。
ん?50円?5000円じゃなくて?しかも日給?ん?ん?
そう思ったあんた。話が早い。
例えば、丸一日庭の雑草むしりを頼んでもいい。
50円だからって小谷さんは手抜きなんてしない。
もぉ、これでもかってくらい一生懸命働いてくれる。
で、半日も働いている姿を見ると、「流石にこれだけ働いてもらって50円ぽんって渡すだけってのは人としてドオなのよ?」ってみんな思うわけだ。
そうなると、「じゃあ、お昼用意しましたからどうぞご一緒に」って流れになる。
そうなると、この小谷さん持ち前の明るさで一緒に食事する人を虜にしてしまう。
一度そばでお話しているのを聞いたことがあるんだが、(なんだよおめーは話していないのかってツッコミは悲しくなるので勘弁してくれ)ものすごく明るい。
終始笑顔で楽しげに話をしてくれる。
で昼ごはんが終わったら、また一生懸命働き始める。
徹底的に働き続ける。
そしたら当然「晩ごはんも~」「軽く飲みに行きますか~」ってな流れになるわな。人として。
そして、一日が終わる頃にはすっかりお友達になってしまうってスンポーだ。
何がすごいって、50円活動を始めてから半年でお嫁さんもらっちまうんだもんな。
どれだけ人から好かれる才能を持っているんだろうな。
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