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都心の空き家問題を考える

あんたはどこに住んでいるんだろうね?

俺は東京に住んでいるんだが、今、東京23区でとある問題が持ち上がっている。

空き家が増加傾向にあるってことらしいんだ。
なに?23区で空き家とか意味がわからないって?

そうだよなぁ。俺も空き家が増えて困っているのはどっちかと言うと地方の過疎が進んでいる地域の話かと思っていたよ。

ところが、例えば世田谷区の空き家ってのは、ちっと古いデータだけれども2013年で10.4%だそうだ。
※ちなみに全国平均は13.5%

信じられるか?建物が10軒あったら、1軒は空き家だって言うんだよ。

今回は、この空き家が増えているってニュースについてあーだこーだと考えてみる回だ。

ちっと他人事じゃない感じがして怖いかもしれないが、付き合ってくれよな。

空き家が増えている背景

そもそもなんで空き家が増えているのか?

その背景を調べてみると、どうやら共働きの家庭が昔に比べて圧倒的に増えているってのがあるらしい。

本当かね?って思ってちっと調べてみた。

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出典:https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html

元データは厚生労働省の「厚生労働白書」、内閣府「男女共同参画白書」、総務省「労働力調査特別調査」、総務省「労働力調査(詳細集計)」だってことなので、わりかし生データとして見て良いデータだと思う。

このグラフによれば、俺たちが社会に出た頃を堺に共働きと専業主婦世帯の比率が逆転したらしく、2018年では共働き世帯は専業主婦世帯の倍もいる状況になっている。

こうなってくると、仕事を終えてからの効率的な時間の使い方ってのはものすごく重要になってくるよな。
そうなってくると、駅から近いってことの価値が今まで以上にクローズアップされてきて、駅から遠いってことが非常に足かせになりつつあるってことらしい。

実際、駅から何分離れるかによって中古マンションの1平方メートルあたりの金額ってのがどのくらい下がるかってデータが有る。

東京都心7区(中央・千代田・港・新宿・渋谷・品川・目黒)のデータなんだが、2014年には1分離れると8,000円程度下がっていくくらいのものだったらしいんだが、2020年になると、1分離れると18,000円まで下落率が上がっているんだそうだ

利便性が低い土地の価値が下がっていく

働き方改革が進んでいくと、より共働きってワークスタイルは進んでいくんだと思う。
まあ、パートタイマの比率や非正規雇用の雇用形態の率も上がっていくからなんとも言えない部分もあるとは思うけれど、今までよりも「時間」に対する価値ってやつはどんどん上がっていくんじゃないかな。

特に複業がもてはやされる傾向は、より時間の価値を上げていくと思うもんな。

となると、やっぱり駅に近い物件は新たな借り手もつくってわけだけれど、駅から遠い家は空き家として放置せざるを得ないって状況が生まれちまうってわけだな。

実際、俺たちの親の世代の家が空き家になったときに、その家をどういうように扱っていくかってことはわりかし切実だ。

その家が駅から遠いところにあるようであれば、賃貸としての活用みたいなこともうまくいかなくなるかもしれないからな。

空き家の活用方法を調べてみる

実際、そう言う空き家の活用方法ってのは、いろんなことが考えられているらしい。

例えばこんなのだ。

空き家を活用してカフェとして使ってみてもらうとか、そう言う地方活性化とセットにして考えるクラウドファウンディングだ。

こう言うコンセプトというかビジネスモデルとともに空き家を考えていくってのが大事なんだと思うんだよね。

我が家が空き家になったときのことも考えておかないといけないんだろうね。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは不動産ってやつとどう向き合っていけば良いんだろうな?

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