笑顔の力
あんたは自分が日々どんな表情をしていることについて気にしたことがあるかい?
女性の場合はワリカシ自分の表情がどういう状態にあるかってことを気にする機会が多いような気がする。
でも男性の場合って、表情を意図的にコミュニケーションのツールとして使いこなしているヒトってレアな気がしているのは俺だけなんだろうか?
男女に関わらず、誰かの笑顔ってすごく貴重だ。
その笑顔のために何かをしようって自然に思わせる力があると思う。
でも男性の場合、自分の笑顔にそれほどの力があるって実感したヒトは少ないんじゃないか?
今回は笑顔の力について考えてみる回だ。
まあ、俺自身はその力を使いこなせていないわけだけれども、一緒に考えてみようぜ。
自分の顔のシワを確認してみる
まずは表情の結果であるはずの顔のシワを確認してみる。
いわゆる笑いジワと呼ばれるような、目尻のシワやらほうれい線やらがどうなっているかってことを確認するってこったね。
これがまた、ビックリするくらいない。
目尻のシワは触っても感じ取れないし、ほうれい線はまあ「あるっちゃある」って感じだ。
代わりにあるシワは額のシワと目の下にあるゴルゴ的なシワと眉間の間に深く刻まれたシワだ。
これが意味することはなにか?
どんだけしかめっ面してきたんだって話だよな。
会社に入社してからのわかりやすい変化の一つとして俺の眉間のシワってのがある。
学生の頃は眉間のシワなんてものはなかったんだよ。
ところが、入社して1年も経たないうちに俺の眉間のシワは取れない状態になったんだ。
同期の社員でウマが合わないやつがいたってのもあるけれども、社会人としてのプレッシャーを感じていたってことなのかもしれない。
笑って耐えるって行為
今考えてみると、新社会人と呼ばれる時期の俺はご多分に漏れずガキンチョだったってことなんだと思う。
感情を表情にストレートに表すことが自分の当然の権利だと思っていたってことだもんな。
オッサンになった今はちょっと違う考えになっている。
表情は「武器」だって考え方だ。
同じしかめっ面するんであっても、それが効果的なタイミングってのがあると思うんだよね。
例えば仕事仲間が何かに悩んでいて、そのことを相談されたときとかさ。
そう言うときのしかめっ面って「共感」を表現するための方法であって、自分の感情を吐露するためのものじゃない。
「共感」は仲間の力を引き出すための大切なプロセスってわけだ。
で、もっと大切だと思うのが喜びの「共感」だと思うんだ。
一緒に頑張ってきた成果が出た。
それを共に笑顔で喜び、称え合う。
これほどのチーム力を生む状況ってなかなかないと思うわけよ。
それ以外でも笑顔ってやつの力は侮れない。
すごい難しい仕事がチームに課せられたときに「マジっすか」って言いながらしかめっ面しているのと「おもしれーな」って不敵にニヤってしながらいるのとどっちがモチベーション上がるのか。
そんなの一目瞭然ってやつだよな。
困難を楽しむ入口
そして、この「おもしれーな」は自分の感情をコントロールする入口でもあると思うわけだ。
ヒトの感情ってやつは、行動の後に発生するものらしいって話がある。
つまり俺たちはつまらないからしかめっ面するんじゃなくて、しかめっ面するからつまらなく感じるってことだ。
同じ様に楽しいから笑顔になるんじゃなくて、笑顔にしてるから楽しくなるってことなんだそうだ。
だったら、俺たちは俺たちの精神衛生上の健康のためにも積極的に笑顔になる方が良いってことだよな。
そうだったら笑顔の練習だ!
そう思って「笑顔トレーニング」とかで検索してみた。
なんつーんだ?
ビックリするくらい女性向けの情報が飛び交っている。
うむむ?
笑顔は女性にだけ求められているものなのか?
多分違うよな。
女性の方が笑顔を求められていることを知る機会が多いってことなんだろう。
逆に言えば、社会が男性中心に回っているのが現実だとすると、笑顔を社会に求めているってシーンがスゲー少ないってことなのかもな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちの笑顔で世の中を活性化していけると思うかい?
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