医療の現場に強いられた現実
あんたも毎日のように報じられている医療機関の逼迫ってニュースを聞いているかい?
実際、医療現場の皆さんには足を向けて眠れない感じがするわけだけれども、こんな1年以上続く医療現場での病床数不足ってのが一向に改善されないってなんでだと思う?
シンプルに考えると、病院としてはビジネス的に考えれば今は売上をめちゃくちゃ上げられるタイミングなんだから、投資でも何でもして病床数を増やせばいいじゃんって思ったことないかい?
今回はこの医療現場の逼迫ってニュースについて考えてみる回だ。
この問題の原因ってやつについてちっと一緒に考えてみようぜ。
日本の病院数は一等賞
そもそも日本の感染者数って欧米の感染者数に比べると桁が違う。
アメリカなんて落ち着いてきたとされる2021/5/13現在でも毎日38000人ものヒトが新たに感染している。
日本の6800人強の感染者数に比べると5倍以上のヒトが感染しているって計算だ。
そんだけ多くのヒトが感染しているんなら、医療崩壊が起きているんだろうと思いきや、そんなニュースは聞こえてこない。
しかも調べてみると、病院の数ってことだけ見ると、日本の病院が8400以上あるのに対して、アメリカは5500くらいしかないんだそうだ。
うん?なんかおかしくね?
日本の方が感染者数が少ないのに医療崩壊寸前って言われている中で、5倍もの感染者数を日本の6割の病院でさばけているって言うアメリカ。
なんかしらのからくりがあると思うじゃんか。
病院経営の現状
医者なんて高給取りでウハウハなんしょ?なんてイメージ持ってないかい?
ところが5割以上の病院は赤字経営だって話があるって聞いたことあるかい?
なんでそんな事が起きているのか?
ポイントは国民皆保険制度って言う俺たちの生命を守る制度にある。
一定の医療行為に対して同額の費用で公平に治療を受けることが出来るようにしているこの制度。
こいつは医療サービス提供をする病院側から言えば地獄の制度とも言える。
医者や看護師がどれだけ質の高い医療を施したとしても、価格に反映できなくなっているからだ。
薬を処方していくら、問診をしていくら、注射をしていくら。
全部決まっている。
それでいて、病院としてはミスをしようものなら医療ミスをした病院という評判に当てられてたちまち経営が成り立たなくなる。
なので設備やヒトに投資せざるを得ない。
しかも新型コロナに対応するための人員って労力が凄まじいのでなかなか集まらない。
さらには重症患者に対応するための人工呼吸装置は24時間管理する必要がある上に、その装置を扱うために特殊なスキルが必要になる。
全体の病床数があったとしても、対応するスキルとやる気を持っているヒトが足りていないってわけだ。
通常であればお金に物を言わせて人員を確保するところだが、病院経営がまっとうに行けていない中で、そんなのデキッコナイスなわけだ。
国が医療費を補填する
じゃあどうすれば良いのか?
普通に考えると、国が医療費を補填して文字通り国民の命を守りに行くしかない。
そう考えるじゃんか。
なら2021年の医療費予算はどうなってんのか?
……は?
1.5%減?
お前ら、マジで日本人殺しに来てないか?
このパンデミックの中で医療費削減とか完全に頭おかしいやつじゃんか。
医療崩壊でヒトを確保しに行くお金が絶対的に必要な中でそれを削減って何を考えているんだ?
しかも中身を見ていくと「病床削減に対する財政支援」をするってある。
……マジでめまいがしてこないか?
これがお国の政策としてマジで通ってんだぞ?
いや、たしかに俺の不勉強なところはあるよ?
でもさ、このことが狂っているって感覚はあんたにもあるだろ?
医療って言う文字通り俺たちの命を守るためのお金が削られている。
それを決めているのが俺たちが選んだ政治家ってわけだ。
なあ、あんたはどう思う?
このキチガイじみた状況を俺たちは変えていくことが出来るんだろうか?
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