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オモロイを共有するためのあがき

あんたにも話が通じないって経験があるかい?

俺たちヒトって生き物はコミュニケーションによってこの世界を生き抜いてきた。
言葉がなければライオンのような牙もなく、ゾウのような巨躯もなく、ゴリラのような力も持ち合わせない生き物であるヒトがこの地球上で反映することは出来なかったと思うじゃんか。

ところが、俺たちの日常を振り返ってみると、実に多くの「話が通じない」ってケースが存在しているってのも事実だと思わないかい?

今回は、この話が通じないって現象について考えてみる回だ。

ちっとこのコミュニケーションって根っこの課題について考えてみようぜ。

話が通じないときの原因

今回、この事を考えてみるにあたって、実にわかりやすくまとめてくれているnoteがあったんだよ。

まさしおさんはこのnoteで話が通じない原因をこの3つにまとめてくれている。

  1. テーマがあっていない

  2. 前提があっていない

  3. 主張する理由があっていない

まさしおさんいわく、1と2については相手にその内容を確認すること、3についてはテクニックを駆使して問題の本質にたどり着くことが重要だって言ってくれている。

なるほどなぁ。
話が通じないって思うときは確かにこの3つの要素のどれかが食い違っているってのは腹落ちするんだよ。

家族の会話に照らして考えてみる

で、俺の場合で考えてみる。

俺の場合、びっくりするくらいに家族に話が通じない。

「このニュース、ちょっと背景が想像できないよね」
「ふ~ん」

「そもそもマクロ経済的には財政出動を不景気のときに減らすとか自殺行為だよな」
「ふ~ん」

「鬼滅の刃のテーマって『家族愛』だよなぁ」
「ふ~ん」

一事が万事こんな感じ。

なので、俺の書いているこのnoteも興味の範疇外って感じのことが多い。

さっきの分類によれば「テーマが違う」って状態が多い気がするね。

ならさっきの処方箋に従って「相手にテーマの確認をする」のが手段ってことになるよな。

「え~っと、このニュースを一緒に見ているからそれについて話しているだけど、話が違う?」
「うん、興味ない」

……会話が成り立たないぞ。おかしいな。

テーマに興味を持ってもらう工夫

要するに直感的に「オモロイ」って思うものが俺と家族では食い違うのが普通なんだよな。

ならずっと俺と家族は話が通じないまんまなんだろうか?

それも悲しいので俺の「オモロイ」が家族に通じない理由ってのを考えてみる。

興味範囲が違うって言っちまえばそれでおしまいだけれども、問題はなんで違うのかってこと。
言い換えればなんで「オモロイ」と思ったのかって理由を俺も家族も言葉として整理していないからなんだろうな。

なんつーんだ?
オモロイの因数分解って感じ?

なんでそのニュースに興味を持ったのか。
なんでそのコンテンツに魅力を感じたのか。
なんでその出来事に心が動いたのか。

その理由ってやつを意識的に言葉にするってのが必要とされているのかもな。

ただ、普通に言葉にしちゃうとどうしても言葉の量を使う必要が出てくる。
そして、家族、特に妻はヒトの話を聞くのがメチャクチャ嫌いだ。
なので、シンプルに本質をついた言葉を選ばなきゃ聞いてもらえない。

いや、でもこれ……難易度高いなぁ。
しかも直感的には「オモロくない」って判断しているヒトに向かっての共感するための言葉ってことだからなぁ。
多分、俺の言うことは基本的に「わからないこと」って頭で聞くだろうから、それがオモロイって説明そのものがオモロくないだろうしなぁ。

やっぱり基本に帰って、興味範囲が重なる部分から話をふくらませるしかないんだろうなぁ。

つまり、自分のオモロイを押し付けるんじゃなくて、相手のオモロイを拾い上げていくってことか。
阿川佐和子さんの「聞く力」でも読み返しとくのが良いのかね。
でもその場合は俺の感じたオモロイはどこに行っちまうんだろう?

なあ、あんたはどう思う?

オモロイの接点が見いだせない相手との会話に王道ってあるのかね?

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