俺たち自身のための仕事
もしかしたら、今ある仕事の8割は自動化されてなくなってしまっているかもしれない。
そんな事を聞いたら、あんたはどう思う?
何やら、どこかの市の職員さんがやっている仕事について20年後に自動化されずに残っている仕事は2割程度って調査があるらしい。
これは何もその市の仕事が単純だからって話じゃない。
俺たちヒトがこなしているほとんどの仕事が自動的にできる類のものだってことだ。
いやはや、何とも俺たちの毎日に意味があるのか?って思うような結果だよな。
今回は、そんな調査結果を受けて、これから先の働き方ってやつを考えてみる回だ。
結局の所、俺たちはどうやって生き残っていけるのかってことを考えるってことだから、ちっとばかしつきあってくれよな。
俺たちの仕事
俺たちの仕事はつまるところ、誰かのニーズを捕まえて、そのニーズを形にするってことなわけだが、そのニーズってやつが多様化している。
インターネットの出現によって、ニーズの細分化は進み、より細かいニーズに対応することが求められている。
例えば、旅行一つとってもそうだ。
みんなでハワイやらグアムやら行けたらオモロイってシンプルさでは旅行者のニーズを捕まえきれなくなっているんじゃなかろうか?
見たこともない景色を見に行く。
そんなニーズを捕まえに行くには、どうすれば良いんだろうな?
最近読ませてもらったnoteで、この異国情緒を味わいたい!って思わせてくれる記事があった。
ちょっと、読んでみてもらいたいけれど、なんつーのかな。特別感はまったくない非日常っていうか、当たり前にあるその国の人々の生活が隣りにある状況っていうか、そんなものを感じさせてくれたんだよね。
でも、この旅行を旅行代理店としてコーディネートするってのは至難の業だと思うんだよ。
なんつっても、このぴんくさんの旅と同じ体験をしたいって思っても、それはぴんくさんだから感じることができる体験であって、同じ場所に行っても俺では俺が望んだ体験をすることが出来ない気がするんだよね。
そうなってくると、サービスの提供側としてはどういうことをすることになるのか?
おそらくビッグデータとしてのネットの情報をAIで解析し、ニーズを形にして行くという動きが加速すると思うんだよね。
直近の仕事では、その解析結果をもとに計画を練るのはヒトになるだろうけれど、その計画ですら効率化されていき、最終的には自動的に「この仕事のしかたが効率的」って答えが出る世界になっていくと思う。
そうなっちまうと、その仕事の実行をヒトがやる必然性ってのは全く無くなっていって、最終的にヒトがやれる仕事って何が残るのか想像もできないよな。
自己実現としての仕事
だとすれば、誰かのニーズを捕まえに行くのではなく、自分のニーズのための仕事ってやつはどうだろう?
つまり「なりたい自分」ってやつに向かっていくための仕事だ。
これはこれでものすごく難しい。
なんつっても、俺たちロスジェネ世代は「なりたい自分」ってやつを考えるよりも前に「生き残る戦略」を迫られた世代だ。
生まれたときから同世代がいっぱい居て、受験戦争だ、就職氷河期だと選別に次ぐ選別を生き抜いてきた。
そこにあるのは求められる事をひたすらにこなしていくという仕事スタイルであって、「なりたい自分」なんてものを振り返るきっかけも余裕もなかった。
でも、AIでヒトがこなすべき仕事が減っていくという実態の中で、その「なりたい自分」ってやつの意味がクローズアップされていく。
生まれた時から「お前は何のために生まれたのか」ってやつについて問われ続ける時代がすぐそこに来ているのかもしれない。
こいつは、ヘビーだ。
そんな答えを持って生きているやつなんて、レアキャラ中のレアだろうからな。
それでも、それが時代の向かう先だとすれば、俺たちは、そして、俺たちの子どもたちはどうやって日々を過ごしていけば良いんだろう?
多分、答えはシンプルだ。
尊敬できる人を見つける。
最近で言えば、西野亮廣さんやら中田敦彦さんやら堀江貴文さんやら、すげぇ!って思えるヒトは結構普通にいる。
あんたにとっての「すげぇ」ヒトを見つけて、そのヒトをトレースすることから始めてみても良いかもしれないな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは、どこに向かって走れば良いんだろうな?
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