選挙に向かって大人は考える

あんたも参議院選挙が公示されたってニュースを見てたかい？

参議院選挙ってことで、衆議院選挙とはちと熱量が違う部分があるとは思うけれど、それでも国政選挙であることには変わりない。

まあ、オッサンとしては考えることがめちゃくちゃあるようにも思えた上で、何考えたら良いんだっけ？って戸惑う瞬間でもあるよな。

今のタイミングでも、何をもとに選べば良いんだって誰彼構わずに喚き散らしたくなる気分はスゲーわかる。

今回はとりあえず今度の選挙を大人としてこなす上で考えるポイントを整理してみようって回だ。

まあ、正解がある話じゃないから気楽に付き合ってくれよな。

一番なんとかなってほしいこと

多分、自分の中での優先順位ってのの整理が必要なんだろうな。

そう考えてみると、俺の中で何が一番の世の中の課題何だって思っているんだって話からだ。

多様性に対する世の中の対応が追いついていない問題も課題だし、格差が広がることもでっかい課題だ。

そうやっていろんな課題を想像していった上で、自分の中で優先順位が一番高い問題ってのはなんだろう？

きっとだけれど、「暮らすための不安を取り除きたい」ってのが一番何だと思う。

めちゃくちゃふわっとしてないかって？
いや、そうなんだけれどさ。
日々の生活で俺たちが感じ続けている不安ってのは実に多岐にわたる。

健康の不安もあるし、経済の不安もあるし、育児に対する不安、親の介護に対する不安。
挙げればキリがない。

その不安は出来れば全部クリアしたいけれども、まあそうもいかない。

なら、どっから手を付けるかだよな。

本質的には健康の不安だと思う。
ただ、この健康ってのは実に難しい。

普通に不治の病もあるし、原因不明の病気だってある。
精神的な病にいたっては出来ることが非常に限定的だ。
更にはどの病気に対応するかによって手段が異なるからどうしても費用対効果ってのが出にくい事実もあると思う。

だからそれらの不安を解消するために政治が効果的なのか？って言われるとちっと違う気もしてくるわけだ。

じゃあ、政治に求める不安の解消ってなんじゃらい？

政治が動かしているものはなにか？
やっぱ銭だよな。
問題は銭をどう使えば俺たちの多くの不安を取り除くことが出来るのかってことだよな。

政府がお金を投じると良いと思うこと

でだよ。

実際問題、どういうお金の使い方をすると多くのヒトが幸せになれるんだろう？

老人福祉にお金を投じれば、老人の人口が増えている状況を踏まえれば正解なのか？

それとも子どもたちの教育にお金を回して、子どもたちの将来生産性を向上させることが全体としての幸せを増やすことになるのか？

それは必要なことだとは思った上で、一番であることを証明しろよって言われたときに、実に難しい。

それよか今の俺たちが現実的に求めているのは、デフレが続いている今という状況の中では、今この時点での「売上」を確保出来るための投資が必要だもんな。

そして売上を生むための供給能力を維持するための力ってのをどう維持成長させていくのかって話だ。
それができていれば、さっきの病気の課題に対しても個別の企業がいろんな工夫が出来る様になるはずだもんな。

要するに多くのヒトが「稼ぐ」ためのお金の使い方ってなんじゃろ？ってこったな。

色々考えてみた上で思う。
やっぱ物流じゃね？

今の生活必需品の値上げラッシュのニュースを眺めていると、輸入に頼っている原材料の仕入原価の向上ってのはあると思う。
それらを何とかするために円高にするための金融政策を設定しても、そもそもインフレ率が輸入先と違うってことを考えると日本政府がコントロールできる部分は限定的だ。

だとすれば、一つの品目である原油価格の価格コントロールだけ出来れば様々な品目の輸送にかかるコストが全体的に抑えられることになるから、その部分に対して政府がコストを突っ込むことが最大のメリットなのかもしれない。

もっと全般的なって言うなら、もっとも売上を抑え込んでいる消費税という存在に対しての扱いかもな。

そりゃそうだ。
消費税ってのはお買い物をするたんびに罰金を課されるようなもんだからな。

そりゃあ、お買い物しなくなるわな。

なら消費税を下げろだの、なくせだのそう言うことになるわけだけれど、それが今一番の重要なことなのか？ってことになる。

なあ、あんたはどう思う？

次の選挙。何を持って投票先を決めれば良いんだろうな？