推し活という言葉
あんたには「推し」ってのがあるかい?
なんか「Z世代」ってキーワードとセットで語られることが多いような気がする「推し活」ってキーワードだけれど、単純にファンってのと何が違うんだろう?
熱烈なファンって言うのと推しってのがほぼ同じ意味なのかなって思ってたんだけれど、どうも違うって話もあるらしい。
この記事によれば「推し」ってのはアバター(自分の分身)って側面があるってことなんだそうだ。
ふむ?
俺たちが夢中になったヒトだったりキャラクターについて、俺たちは「分身」としてその対象を捉えていたんだろうか?
今回は推し活について見てみる回だ。
ちっと人生を豊かにするって言う推し活を眺めてみようぜ。
スキだったヒトやキャラクター
オッサンともなれば、いろんなエンタメを楽しませてもらってきたもんだけれど、多分それはスキなだけであって、推しってのとは違うってことなんだよな。
沖田十三もスキだし、シャア・アズナブルもスキだし、碇シンジもスキだし、半沢直樹もスキだし、ジャック・バウアーもスキだ。
芸能人的なヒトなら、山口達也さんもスキだし、いかりや長介さんもスキだし、氷室京介さんもスキだし、今井美樹さんもスキだし、宇多田ヒカルさんもスキだ。
どのスキも間違いないことだとは思うんだけれども、どのキャラクターやヒトに対しても自分を投影して考えたことはない。
俺にとってスキってのは魅力を何らかの要素に感じているってことだけなんだよな。
ってなると俺は推し活ってのをやったことが無いって話になるんだろうか。
そもそも推し活ってのは
でもホントに「私は推し活をしてます」ってヒトは推しの対象に対して自分の姿を映し出しているんだろうか?
そう書いてみるとなんか違和感が出てきた。
だって、男性が女性アイドルを「推し」として捉えているときに、自分の分身としては捉えてないべよ。
そう言うヒトに対して「お前のは推し活とは違うんじゃボケ」って言えるか?
言えないじゃんか。
そう考えるとさっきの記事の推し活の定義ってのはちと偏っているってことになるのかな。
ちと別のサイトを眺めるとこんなのもあった。
なるほど。
ポイントは「熱意」ってことか。
例えば、俺で言えば宇宙戦艦ヤマトやら機動戦士ガンダムやら新世紀エヴァンゲリオンなんてのは「推し」ってことか。
ん?でも「取り組む」必要もあるのか?
俺の場合はnoteでそれらのコンテンツについて語っているから推し活出来ているってことで良いのか?
お仕事は推し事に出来るのか
でもさ。
熱意と取り組みってのが「推し」に求められている要素ってことなら、世の中の本気で仕事に取り組んでいるヒトたちはその仕事を「推し」ているってことで良いのか?
いわゆる「推し活」って言葉から受け取るイメージとはちとずれる気もするよな。
例えばどこかの飲食店のオーナーシェフのヒトがいたとして、自分の店や従業員のことを「推し」だって言う事が出来るのか?
………いや、なんとなくそれって「あり」じゃないか?
仕事仲間のことを「こいつは俺の推しだから」って言うのって結構素敵ワードな気がしてきた。
仲間だけじゃなくて、お客様に向けて「御社は私の推しなので」なんて言ったら、結構いろんなことが上手くいく気がするもんな。
仕事に熱意を持って取り組めるってのは、実際幸せなことだと思うしね。
ただ、この熱意ってのは自分の意思で生み出せるもんじゃないってのが実に厄介だ。
あんただって自分が何かをスキになることを自らの意思で導いてるわけじゃないだろ?
俺だって宇多田ヒカルさんのことを「スキになるように」なんて思ったことすら無い。
ただ、シンプルにスキって感情が先にあっただけなんだよな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちの生活の中にある様々な事柄についてスキという熱意を持つ事が出来たキッカケってのは何なんだろうな?
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