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俺たちが生き残るために一番欲しい技術

あんたは、何のプロだい?

オッサンをやっていると、当然ながら○○が得意ってポイントが無いと生きていけないって現実がある。

ところが、この「得意」ってポイントがどんどん細分化されていく傾向があると俺は感じている。

昔なら「データベース設計が出来る」ってのでも結構絞り込んだスキルだったが、今じゃ「Oracle10ならOK」ってのと「Postgresqlの9以降ならOK」ってので活躍できる場が変わってきている。

まあ、こう言う技術面での細分化ってのは昔からあるわけだが、問題はそこにかけられる時間だよな。

今回は、俺たちが今の時代ってやつを踏まえた上で、どうやって自分のスキルを伸ばしていくかって話だ。

なんでスキルを伸ばさなければならないのか

そもそもの話だが、俺たちオッサンはなんでスキルを伸ばさなければならないのか?

一言で言えば、「組織の中で生き残っていくだけではリスクが高すぎる」からだ。

まず、大前提として今のあんたの会社が10年後に残っている可能性ってやつを調べてみよう。

2005年の国税庁のデータなので、少し古いが、設立5年で約85%の企業がなくなり、10年以上存続できる企業は6.3%という数字がある。

10年後に生き残っている企業は6.3%しか無い。これは純然たる事実だ。

これが意味することはなにか?

企業の中で生き残るスキルだけでは、企業が倒れたときに一緒にあんたも倒れちまうってことだ。

倒れないようにするためには、あんたが生き残るためのスキルを身につけることは何よりも重要ってことだな。

なんのスキルを身につけるのか

だが、俺たちの命はいつか尽きる。つまり時間は有限だ。

その生命そのものと言っていい時間をなんに費やすのか。それは言い換えれば、あんたがどうやって生きていくのかとイコールだな。

その問に答えるためには、今という時代をどう捉えるかが重要だよな。

俺は今の時代の特徴は、「価値観の細分化」にあると考えている

インターネットの出現からこっち、個人の趣味に限らず、食生活、仕事術などありとあらゆる分野で価値観が細分化されている。

どの方法、考え方も正解であり、不正解である。絶対的な正解ってものが価値観の細分化によって消失したって考え方もあるのかもな。

そんな中で、俺たちは何を身につければいいのか?

おそらくは最も根っこにあるスキルは「個人とつながるスキル」なんじゃなかろうか?

今の多くの企業がB2B(企業間取引)で商売を成り立たせているが、メルカリに代表されるようなC2C(個人間取引)のビジネスモデルが今後も広がりを見せていくのは間違いない。

何を取引するにせよ、その細分化された価値観にベストマッチさせたサービスを企業が提供するのは至難の業だ。

あまりにもニッチすぎると、十分なヒト、モノ、カネを突っ込むことは難しいからな。

ところが、C2Cの場合は、逆にこのニッチさを活かして、サービスを提供することが強みになる。
その場合、サービスそのものの内容もさることながら、「誰がそのサービスを提供しているのか」ってのがサービスを選ぶ側にとって重要な要素となってくる。

例えば、整体師の免許を持っている人が2人いるとして、1人はあんたが知っている人、1人はあんたが全く知らない人だとするじゃないか。

そしたら、あんたは間違いなく、あんたが知っている人からサービスを受けたいよな?

つまり、俺たちがこれから生き残っていくために必要なスキルは、「あんたが何者なのか」を多くの人々に伝えていくスキルってことだな。

さあ、あんたが何者なのか。それを世界に伝えていこう。

あんたは何者だい?

あんたは何が好きなんだい?

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