事件報道が俺たちに与える影響
あんたも毎日のように流れてくる強盗やら暴行やらのニュースを眺めているかい?
なんか俺の印象としてはここ最近になってから急にその手のニュースが増えてきている印象があるんだよな。
いたずら系の問題行為についてもありとあらゆる今までの想像を超えた様なものが目につく印象がある。
なんかのアンケートでも治安が悪化しているって印象を持つヒトが増えたって話があるらしい。
今回は事件報道について眺めてみる回だ。
ちっと今の俺たちが置かれている状況を眺めていこうぜ。
強盗事件を眺める
今のところ最も話題になっているのはいわゆる「ルフィ」関連の事件だよな。
なんかニュースサイトで検索しただけでうじゃこら関連ニュースが出てくる。
地味に秘匿性の高い通信を携帯だけで成立させられるってのがおっかないよな。
こんな情報を大々的に報じて良いのか?って正直思ったくらいだ。
まあ、そう言う報道内容についての不安ってのもあるが、シンプルに強盗事件ってのが増えてきている印象があるよな。
実際のところはどうなんだろう?
……あり?
減ってんの?
犯罪の種類によっては2021年に比べると2022年がちょい増えているってのはあるっぽいけれど、減ってきているってのが全体的な傾向っぽい。
流行り病の状況だったからってのもあるんかな?
2019年から2020年になる段階でガクンって減ってるもんな。
でも「最近物騒だなぁ」って印象ってなんかあるよな。
これはつまりは俺たちの感じ方の方に理由があるってことなのか。
なんで物騒だって感じるのか
俺個人としては、ワリカシ近所でルフィがらみの強盗殺人事件が起きたってのがデカいけれど、俺だけじゃなくて体感治安としては多くのヒトが悪くなっているって感じているらしい。
全体的な傾向としては認識されている犯罪件数は減っているのにも関わらずにだ。
これ、なんでなんだろう?
思うに、俺たちが入手できる事件の情報量が増えているからじゃないか?
朝の情報番組でも、毎日のように強盗事件の報道がされているよな。
でも良く見てみると、同じ事件を繰り返し報道しているケースがまあまああるんだよな。
そうなると事件件数とは関係なく事件報道を受け取る回数だけが増えていく。
その結果として俺たちの治安に対する印象が悪くなっていくってスンポーか。
事件報道は選別されている
そもそもなんで事件報道をするんだろう?
こんなサイトがあった。
ははぁん。
江戸時代のかわら版でも普通に事件報道ってのはあったんだね。
このサイトによれば、実際に起きている事件ってのは報道されているものよりもずっと多くて、その中で話題性を判断して報道しているってことらしい。
つまりは実際には起きている事件の一部を俺たちは受け取っているってのは昔から変わってないってわけだ。
じゃあなんで治安の悪化を俺たちは感じているんだ?
たぶん、俺たちが触れる情報メディアが増えているってことなんじゃないか?
昔はテレビや新聞、ラジオみたいなメディアが俺たちの情報源だった。
でも今や、ネットニュースもそうだし、SNSで直の情報が俺たちの手元になだれ込んでくる世界観だ。
テレビやラジオは時間制限があるから報道できるニュースの数はそんなに変わらない。
新聞も紙面の物理的な面積制約があるから、伝えられるニュースの量もそんなに変わらない。
でもネットニュースなんかはほとんど制約がない。
SNSにいたっては、シェアによって情報の拡散がえげつないことになる。
要するに、俺たちは世の中の実態としての悲惨さを目の当たりにしたことで治安の悪化を感じているってわけだ。
こいつは地味にエグいぞ。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは現実の悲惨さを受け止める胆力をどうやって手に入れたら良いんだろうな?
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