自動車にのるという贅沢

自動車に関するコストってやつ。あんたも支払っているかい?

俺たちが若い頃。自動車ってやつは自由の象徴のようなものだったと思う。
それはまるで初めて自転車に乗れたことで世界が広がったように、ありとあらゆる場所に自分が思ったときにでかけていけるって言う自由だ。

やれ八王子の方に新しい温泉が出ただの、山中湖の花火を見に行こうだの。
俺たちは自動車を使って様々な場所に赴き、様々な体験をした。

ところが、この自動車のコストってやつは実に馬鹿にならない。

今回は、自動車のコストを改めて振り返ってみる回だ。

まあ、びっくりするくらいのコストだよな。

自動車そのものの価格

自動車にかかるコストって言って、最初にイメージできるのが自動車そのものの価格だよな。

自動車の価格ってやつは、その状態によって本当になんでこんなに違うんだっけってくらいに違う。

例えば、低燃費の代名詞であるプリウス一つとっても、新車なら256万円~354万円とざっくり100万もの差がある。

中古車に至っては、3万円~588万円となんじゃそりゃってくらいの価格差がある。

3万円なら適当に乗っていりゃあいいってなるかもしれないが588万円ってどうすんだって価格だよな。

まあ、新車の256万円だとしても、10年間乗るとして、1年辺り256,000円。一月あたり21,333円だ。

月に20日乗るとして、1日あたり1,000円ちょっと。

毎日車に乗る代わりにタクシーにのったらこの倍にはなるだろうからお得感を感じるかもしれないかね。

税金

自動車にかかる税金ってのも馬鹿にならない。

例えばプリウスなら排気量が1.8リットルだから、年間39,500円
毎月3,292円ってわけだ。

月に20日乗るとして、1日あたり165円ってわけだ。
地味に大きい。

しかも、自動車税は乗らなくても自動的にかかる税金だから、普通にリタイアしたあともずっとかかるコストになる。

車がなければ生活がままならない地方の御老体にとってはダメージがでかいよな。

保険料

自動車保険ってやつもある。

自動車に乗るってことは、結構リスクを伴う。
運転をしているってだけで、交通事故の加害者になる可能性を秘めているんだからな。

2019年の交通事故の全国発生件数は381,002件だそうだ。

その事故によって亡くなった方は3,215人。
これに対して金銭的な意味でのサポートをしてくれる保険ってのは必須のもんだよな。

自賠責保険はあんたの状態や車の状態にもよるがざっくり年間6万くらいかかる。

月当り5,000円だな。

月に20日乗るとして、1日250円。税金よりもインパクトは大きめだ。

ガソリン代

ガソリン代の高騰も非常に大きいインパクトがあるよな。

1リットルあたりレギュラーガソリンの全国平均がだいたい144円。

年間3,000キロメートル走るとして、432,000円。
おおう、ちょっと引くくらいの価格だな。

月当たり36,000円。

月に20日乗るとして1日1,800円。

おい、なんだよ。これだけで朝晩の食事代を超えるぞ。

まとめ

とりあえず、1年毎にかかるコストをまとめてみるとこんな感じか。

自動車そのもの:256,000円
税金:39,500円
保険料:60,000円
ガソリン代:432,000円

年間:787,500円

……こりゃあ、色々考えちゃう金額だな。

タクシー初乗り730円。
そいつを年間200日往復で利用したとして年間で292,000円。
そう考えるとコストが半分以下になる。

さらには駐車場代だとかもかかるから、そりゃあ若い奴らは自動車なんて持とうとも思わないってのはわかる気がするよな。

さらに、今後はAIの活用によって自動運転車の実用化も視野に入ってくるはずだ。
そうなってしまえば、タクシーのようなもののコストはどんどん下がっていくことだろう。

また、都市部に住んでいれば電車やバスのような公共交通機関を活用することで移動コストはさらに削減されていく。

俺たちが自動車に乗り続けるってのは贅沢って時代がすぐそこまで来ているってわけだ。

なあ、あんたはどうする?

自動車に乗り続けるってことは、もはや贅沢のようだぜ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?