自粛世界ストレスの性差
あんたもニューノーマルな世界でのストレスってやつについて考えることがあるかい?
テレビかなんかのニュースで見たんだけれども、どうも母親って立場のヒトの7割がこの状況によるストレス増加を感じているらしい。
その理由が子育てという課題に対して他の母親とのコミュニケーションを取れないこと。
そして出かけることが出来ないことによる気分転換が難しいこと。
なるほど。やっぱり女性はコミュニケーションってやつがストレス解消の肝になるってことなんだな。
当然だけれども、母親だけじゃなくて父親も子どもがいない夫婦もシングルもありとあらゆるヒトがストレス増加を感じているものだとも思ってたんだよ。
ところが、とある情報によると母親のストレスは増加するけれども父親はストレスが減っているんだそうだ。
今回はこの状況に対するストレスについて考えてみる回だ。
うまくストレスと付き合っていくためにはその正体を知っておく必要があるもんな。
母親は家庭に報酬なきサービス提供をしている
上の記事によれば、母親ってのは家庭に向けて報酬なきサービス提供をしており、そのサービス提供がコロナ渦に伴う家庭での家族の時間の増加に伴って負荷が上がっているってことらしい。
俺の実感としては「え?そうか?」って感覚が強い。
なぜって、仕事場が家庭になることによって、快適に仕事をするための職場環境の維持という、今まではオフィス維持の役割分担を担ってくれていたヒトにまかせていた部分を自分でケアしなければならなくなっているからだ。
我が家の場合は普通に父親も母親もその役割を分担してやっているので、そこに変な不均衡はないと思っているんだよね。
俺の思い込みかと思って妻にも聞いたけれど、まあまあおんなじような感覚を持っているみたいだ。
結果として妻はニューノーマルな生活への変化に伴ってストレスが増加したって実感はあまりないみたいだ。
それとも世の中の多くの父親はそう言う分担をあんまりしていないってことなのか?
それってなんか考えにくいと思うのは俺だけかね?
子どもとの接点が増える事によるストレス
でも母親のほうがストレスが増える傾向にある理由って、じゃあ何だって話だよな。
想像するに子どもの存在に対するスタンスなのかもって思うんだよ。
父親と違って母親は物理的に自分の体から子どもが生まれている。諸事情によりそうじゃないケースも当然あるけれども、母親の体から生まれた子どもが多数派ではあると思う。
そこから想像するに父親に比べて母親の方が子どもと自分の境目が曖昧って感覚があるんじゃないかって思ったんだよね。
特に小学生くらいのケースだと母親の関与するシーンが結構多いような気もする。
その状況で今まで通り子どもと接してたら、確かに接触過多かもしれない。
父親の方は在宅勤務で子どもが物理的に側にいることはあったとしても、仕事の方に集中する父親ってのはなんとなく多そうだって感覚もある。
ってか集中できなかったらサテライトオフィス等を活用するって選択をするヒトが多そうだ。
要するに父親は環境は変われども家庭と仕事で仕事に比重を置くって言う感覚を持っている比率が多いんじゃないかってことね。
時代錯誤な感覚
とは言え、「男は仕事、女は家庭」なんて感覚は化石みたいなもんだと思うじゃんか。
ところがこんなnoteを以前調べて書いたことがあるんだ。
この中でデータとして見えてきたのが男性は正規雇用されていると幸せで、女性は退職しているヒトの方が幸せを感じているってデータだ。
ものの見事に「男は仕事、女は家庭」がデータに出ちまってるんだよ。
そこからニューノーマルな世界が母親により多くのストレスを与えているって話を重ね合わせると、多分こうなる。
母親にとってのテリトリーである家庭に子どもや父親という「異物」が混入することでストレスを感じているんじゃないかってことだ。
いやはや、異物か。シビアな話だ。
とは言えこれは良いとか悪いとかの話じゃない。
ヒトという生き物としての反応の結果だもんな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは家族としてこの新しい世界にどう立ち向かっていけば良いんだろう?
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