パズルバズる

 こんにちは。草壁です。

 相変わらず娘のブームの移り変わりは激しいですが、今はパズルブームがきている模様です。

 きっかけはとあるお子様ランチ弁当を購入した際、おもちゃがおまけについてきたのですが、たまたまその時ついてきたのが20ピースくらいの小さなパズルだったことです。
 最初は何だこれ急にバラバラになって壊れたぞ、と首をかしげていたのですが、ちゃんとくっつけると絵ができるんだよ、とルールを教えてあげたところ、あれよあれよとピースの位置を覚えて、あっさり完成。
 ブロックもそうですが、自分で積み上げていく快感を覚えたらしく、何度も何度もバラしてはパズルを作っていました。1時間くらいやっていたと思います。

 元々薄い紙でできたパズルだったので、娘の度重なる酷使に耐え切れず、あっさりぼろぼろになっていましたが、それでも意地になって作っていたあたり、相当面白かったのだと思います。

 親としては、こういうところを伸ばしていこう、と思うわけですね。我ながらチョロい。

 で、パズルを買ってあげたわけです。
 ただ、簡単すぎてもすぐ飽きるし、かといって難しすぎても嫌になるんじゃ……という葛藤があり、夫婦で頭を悩ませていたのですが、いざ実際にパズルを見せたところ、娘はすぐに反応しました。

「これがいいよ!」

 手に取ったのは4歳以上向けのパズル。絵は、はたらくのりもの。……ブレねえな
 特に警察の白バイが載っているのが最高だったらしく、「これ!これ!これ!」と指で連打する始末。本人がいいと言っているのだから、対象年齢とかはまあいいか……

 で、実際やり始めると、やはりこれが難しい。なんというかピースは大きめなのですが、似たような乗り物をわざと集めていて、それで難易度を上げているタイプのパズルのようです。赤いやつはこっち、と言っても、赤い乗り物が三つもあるんじゃ、どれだかわからないですよね。

 2歳児はそれでも懸命にパズルをやって、時にはできないと駄々をこねて、そして何とか1回完成しました。

「かんせーい!」

 さぞ達成感に浸ると思いきや、

「もいっかーい!」

 即ひっくり返してリトライする娘。なんだその貪欲さは。完成品を眺めてにっこりとかそういうのはないのか、と結構衝撃を受けました。
 2回目もなかなか完成できなくてぎゃんぎゃんしてましたが、それでも果敢にトライ。
 集中する娘の姿が、なんだか頼もしく見えました。

 ちなみにですが、3日目くらいで割とマスターし、一人で全ピース完成できるまでになりました。私も試しにやってみたところ、横から「これはこっち! これはあっち!」とガンガン手を出されてしまい、自分でやれません。

 子どもの吸収は早い。本当に早い。そして好きなことはどんどん次へ行く。
 となれば、短所をフォローして均等な能力を作るより、長所を伸ばしたほうがいいのだろうな、と感じました。

 将来勉強とかやりだしたら、肝に銘じておこうと思います。

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