ワインエキスパートの一次試験が終わった

昨日の朝、7時にベッドで目を覚ました僕は、余分な情報が頭に入ってこないように、スマートフォンでSNSやニュースを見ることなく、過ごしました。

もちろんテレビも見ませんでした。

午前10時からワインエキスパートの一次試験があり、前夜にインプットした知識をなるべく頭の中に残しておきたかったからです。

試験開始30分前の9時30分には会場に到着するように、身支度を済ませて家を出ました。

最寄駅にある喫茶店で朝食を食べ、地下鉄で会場へ向かいました。

もちろん、喫茶店にいるときも、地下鉄に乗っているときもSNSやニュースは見ていません。

スマートフォンを見ないようにすると、本当に手持ち無沙汰で、どこに焦点をあわせればよいか、戸惑います。

試験会場の近くにあったファミリーマートで時間を潰し、9時30分過ぎに会場へ到着して、手続きをしました。

受付の方から『10時開始予定ですが、もしよろしければ今から始められます。どうしますか?』と声をかけられましたので、予定時間よりも早く開始することにしました。

パソコンを利用して、複数の選択肢の中から正解を選んで解答するマークシート形式の試験です。

パソコンの操作が苦手な方は、試験を開始させるまでの手順に戸惑われるかもしれませんが、私としては問題用紙や解答用紙を配られて、集まった受験者が一斉に始める試験よりも、各々が好きなタイミングで試験を始められたり、終えられたりするので快適でした。

補足として、ワインエキスパートの試験は申込可能な期間中(2018年度の場合3月1日~6月29日)に手続きをして、受験料を振り込みます。

その後7月中旬に改めてメールにて連絡が届き、定められた約1ヶ月ほどの期間中(同じく2018年度の場合7月20日~8月31日)のどこかで自分が受験する日程を選びます。

すなわち、今回のワインエキスパートの試験を受ける僕の知人と僕では受験日も開始時間も違うということが当然のようにあります。

実際に僕は昨日受けましたが、8月30日に受ける知人も8月31日に受ける知人もいます。

という事情もあり、各日程で出題される問題をどうやって変更しているんだろうと、ずっと気になっていました。

試験を受けてみて、その謎が解けました。

会場にあるパソコンに指定されたIDおよびパスワードを入力すると、問題をダウンロードする時間が約1分ほどかかりました。

受験日程がそれぞれ異なる受験者に対して、マスタに用意されている何千もしくは何万の問題のデータからランダムに抽出したものを組み合わせて、全120問の試験を即座に作成しているのでしょう。

試験を終えた僕は、午前10時40分に試験会場を意気揚々と後にしました。

久しぶりに集中して取り組んだ勉強からの開放感と共に、確かな手応えを感じていたからです。

試験問題を持ち帰ることはできませんが、会場から駅に向かう道中で記憶を辿りながら、答え合わせをしてみると、あれよあれよという間に僕の自信は霞んでいきました。

両手ですくい上げた水が指の隙間から流れ落ちるように。

試験時間を15分ほど残して、自信をもって解答終了のボタンをクリックした自分を悔やみました。

8割くらいの正答率はあるかなと思っていた手応えはきれいサッパリ消え去り、正答率7割ギリギリで合格ラインに滑り込めるかどうかかもしれないという恐ろしい現実を目の前にして、呆然としました。

毎年正答率約7割の合格ラインは、その年の受験者の平均正答率によって若干上下するようですので、あとは神頼みしかありません。

試験結果が発表される9月4日まで、毎日寝る前に神に祈りを捧げようと思います。

これから試験を受ける知人が合格することも一緒に祈願します。

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