Twitterが買収したメディアを時系列に整理しておく

こんにちは、梅本です。

はじめに（Obsidianいいぞっ）

この記事は私が Obsidian というメモツールにためていた記事を編集して作ったものです。
Obsidian は PKM（個人の知識管理）ツールとして大変優れたものです。思いついたことをガーッと書いてタグをつけておけばどこかでそれがつながりビジュアライズされるエディタです。

記事のつながりをビジュアルしたイメージはこんな感じ（公式サイトより）

端的にいえば、個人で使う Wiki 生成ツールなのですが、おかげでメモしたことを最後にまとめたりする癖ができました。

PKMについてはまたどこかでまとめようと思います。

今回はTwitter 社についてメモしていたことをまとめたニュースレターにします。

ここ半年、Twitter社のM&Aが激しかったのでそれをメモしてたものを編集してます。

広告以外のマネタイズモデルを模索しだしたTwitter社

2020年末から21年始にかけた動きは2020年の夏からメディアで報じられるようになってます。

2020年夏サブスクリプションサービスの開発を進めるPJ名「グリフォン」が公開

Twitterがサブスクを始める？コードネーム「Gryphon」の存在が明らかに | BRIDGE（ブリッジ）テクノロジー＆スタートアップ情報Twitterがサブスクを始める？コードネーム「Gryphon」の存在が明らかに

この時点ではTwitter本体サービスの一部機能を有料にするかどうかはまだわかってなかったです。

いまもGryphon（グリフォン）が何を指すのかわかってないのですが、私はこの後に買収していくサービスを基軸にサブスクを展開することを指してたんじゃないかと思ってます。

2020年11月10日 フリート開始

Twitter、24時間で消える新機能「フリート」。出来事をそのまま共有

フリートとは

24時間で投稿が消える「フリート」の提供を日本でも始めた。

フリートのねらい

個人的で気取らない感情、意見、感じたことなどを共有しやすくなる。

2020年12月11日 画面共有動画チャットアプリ「Squad」を買収

Twitterがスクリーン共有ソーシャルアプリのSquadを買収 | TechCrunch Japan

買収のねらい

Twitterでの会話の領域を拡大するため
楽しく、意味のある、魅力的な会話を可能にする新しいフォーマットを構築を目指す。

個人メモ

動画と同期性が高いコミュニティ構築が狙いかなと。

2020年12月17日 「Spaces」 のテストを開始

Twitter、音声チャットルーム「Spaces」のテスト開始

Twitter 上で解説できる音声チャットルーム「Spaces」の小規模テストを始めた。21年1月下旬に盛り上がってる Clubhouse のライバルサービス。
ちなみに Clubhouse は20年4月から注目を集め、嫌がらせやいじめの問題が発生してる。
※現在、日本でも一部テスト中

2021年1月4日 ソーシャルPodcastサービス「Breaker」を買収

窶亀he Breaker team is joining Twitter!

Breaker の特徴
他のPodcastサービスとの違いは RSS 配信するものではなく、エピソードへコメントやいいねをつけてコミュニティを形成するソーシャルアプリ。
買収に伴い、リア・カルバーCTOがSpaces に参加。

個人メモ
音声SNSは Spaces に集約する。

2021年1月26日 ニュースレター配信の Revue を買収

Twitter acquires newsletter platform Revue – TechCrunch

ねらい

プロダクトリードのKayvon Beykpour（ケイボン・ベイクプール）氏とパブリッシャープロダクト担当副社長のMike Park（マイク・パーク）氏はブログ投稿の中で、これはツイートでフォロワーを増やしている作家やパブリッシャーにサービスを提供するTwitterの新しい方法だと述べている。

私たちの目標は購読者とのつながりを容易にするとともに、読者がライターとそのコンテンツをよりよく発見できるようにすること

個人メモ
ニュースレター系サービスとTwitterはやっぱり相性が悪そうですね。

【2021/02/10追記】サブスクに関するリリースが出ましたね

Twitterがサブスクリプションやチップなど有料機能の検討を認める | TechCrunch Japan

徐々に明らかになってきてます。

Twitterが過去に買収したサービス例

・Vine → 終了
・Periscope →ライブ動画中継サービス。21年3月31日終了予定

Twitter サブスク化の狙いは有料機能の提供ではない？

これらのながれを見ていると、Twitter の一部の機能を有料にする（例えばいいね機能を有料にする）ことが狙いではなさそうですね。

いまのところ買収したプラットフォームを整理するとこんな感じじゃないかなと。

Twitter サブスクの構成

・Twitter でコミュニケーション活性化（無料）
・「Revue」で直接コミュニケーションの場を強化（手数料有料）
・動画を中心にしたコミュニティ提供「Squad系？」（一部サブスク有料？）
・音声SNS「Spaces」提供（一部サブスク有料？）

最後に

基本戦略はソーシャルグラフを軸にしたコミュニティ群の拡張でしょう。
時代の変化に合わせてメディアは進化します。それを始めたスタートアップをソーシャルグラフ軸で統合したり、買収によって成長を妨げたりしてますね。

いまメディア界で注目の Substack や Clubhouse は Twitter 上での連携を弱くするとかかもしれません。

個人的にはソーシャルグラフや個人評価を意識したコミュニティばかりが増えると地獄だなーとか思ってます。

記事に書いた事実以外は与太話と思っておいてください。
やっぱ風呂とかデザインの話のほうが好きだな…

最後にひとこと

知らんけど。（奈良県出身）

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風呂とデザイン経営 - Revue