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フリーゾーンでの法人設立について


まえがき

ビジネスの世界において、企業設立の過程は多岐にわたる重要なステップを含みます。特に、UAEのフリーゾーンでの企業設立は、適切な選定と手続きを行うことで大きな利点を享受できる一方で、特定の制約も存在します。本記事では、UAEのフリーゾーンで企業を設立する手順とそのメリット・デメリットについて簡単に解説します。

設立手順

1.フリーゾーンの選定

  • ビジネスの性質に最適なフリーゾーンを選びます。UAEにはドバイシリコ  ンオアシス(DSO)、ジェベル・アリ・フリーゾーン(JAFZA)、ドバイ・マルチ・コモディティーズ・センター(DMCC)など多くのフリーゾーンがあります。フリーゾーンには、テクノロジー、貿易、物流、メディアなどの特化したビジネスセクターがあります。(UAEのフリーゾーン一覧はこちら

2.ビジネス活動の決定と会社名の予約

  • 会社のビジネス活動を決定し、会社名を予約します。予約された名前が既存の企業と重複しないことを確認することが重要です。また、国名や地域名など使用不可能な単語があるため注意が必要です。(ライセンス一覧はこちら

3.初期承認の取得

  • 選定したフリーゾーンの管轄当局に初期承認を申請します。初期承認を取得するためには、ビジネスプランや財務状況などの詳細を提供する必要があります。

4.必要書類の提出

一般には以下のものが必要とされますが、追加書類が要求される場合もあります。

  • 申請書

  • パスポートのコピー

  • 設立覚書と定款

  • 銀行参照書

  • ビジネスプラン

  • 賃貸契約書(オフィススペース)

  • 胸から上の写真(背景は白地)

5.オフィススペースの確保

  • フリーゾーン内でオフィススペースを確保します。バーチャルオフィスや共有オフィスも利用可能です。

6.ライセンスの発行

  • 申請が承認されると、ビジネスライセンスが発行されます。ビジネスライセンスには、貿易ライセンス、サービスライセンス、製造ライセンスなどがあります。(ライセンス一覧はこちら

フリーゾーンのメリットとデメリット

1.メリット

  • 100%外国企業所有: すべての利益を国外に送金可能。

  • 税制優遇: 特定の条件を満たす場合、法人税の免除が適用されることがあります。個人所得税も免除されます。

  • 簡易設立手続き: 設立手続きが迅速。

2.デメリット

  • 制限されたビジネス活動: 主にフリーゾーン内や国外でのビジネス活動に制限される。UAE国内市場向けのビジネスには追加の許可が必要。

  • 限定されたビジネスカテゴリ: フリーゾーンごとに特定のビジネスカテゴリに特化していることが多い。

まとめ

UAEのフリーゾーンでの企業設立には、多くのステップと書類が必要ですが、しっかりと準備をすることでスムーズに進めることができます。フリーゾーンの選定からビジネスライセンスの発行までの手順を理解することで、企業設立のプロセスが明確になります。フリーゾーンのメリットを最大限に活用し、デメリットを理解した上で、最適なビジネス環境を選び、成功を目指しましょう。


もしUAE(ドバイ)での法人設立や移住に興味がおありでしたら、お気軽に下記e-mailアドレスにお問い合わせください。

zeirishi.dubai@gmail.com

相談は無料です!!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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