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おお〜ピンときたぞ〜 (徳島宿プロジェクト)

お正月の宣言以前から、実は地元(兵庫)で昔から知り合いの物件マニアKさんにインスタで物件探しを依頼していた。彼女はちゃんとお仕事としてお店などの面白物件をアテンドされている方で、彼女のお眼鏡に適う物件はどれも面白いものがいっぱい。独特の嗅覚を持っている信頼できる存在。

そしてもう一人、お正月の宣言以降、本気度に拍車を掛けるため、徳島で新町商店街を盛り上げる活動をされているMさんにも声かけた。Mさんは街を盛り上げてくれる仲間との絆を大切に、地元の方々からも厚い信頼を集め、とにかく言葉より先に行動する熱い人。シャッター商店街の店舗を活用し、様々なイベントを開催するなど、人を繋ぐのがとてもお上手で、ネットには乗っていない地元ならではの物件情報をお持ちだったりもする。

普通の不動産屋さんにはなかなか理解してもらえないニュアンスを分かってくれる希有な人たち。一人でネットを回遊していたときと違って、田舎の格安一軒家物件だったり、街中心部の格安賃貸ビル物件だったり、面白い情報が次々と届くようになった。ところが、そういう情報が届けば届くほど、どれも目移りして、ある程度固まっていたように思えた自分の構想が音を立てて崩れていく・・・。

いかに、自分が定まっていないかを思い知らされる日々。

ただいくら定まっていないとはいえ、気に入る、気に入らないはある訳で、その傾向を見ていると、どうやらビジネスメリットの高い物件を良しと判断しているのではないようだ。言葉には上手く出来ないけれど、感覚的にピンと来るものというのか、何か自分の中で求めている大切な物が存在している。

その正体とは、一体何なのか・・・

お二人に少しでもイメージを掴んでもらおうと懸命に話をしているうちに、だんだんその大切な何かにフォーカスしていくような感覚が芽生えてきた。

ネットで物件を探して、一人で妄想していたときとは明らかに違う感覚。

宿を訪ねる人に何を提供したいのか、利便性なのか、経済性なのか、いやいやそういうものでは無い。それは、私のやる宿にしか存在しないものであるべきで、旅行という枠を越えて、暮らしの中に新たな視点や気付きが訪れるようなもの・・・

そんな中、鳴門の小鳴門海峡に面した面白い物件を発見。とても小さな静かな港町、地元の人々の暮らしを支える無料の渡船乗り場からすぐ近くで、なんとも旅情を掻き立てられるシチュエーション。「何も無いのがいいんじゃない」「船で渡れば街に行けるし」とKさんのアドバイス。確かに彼女の言うとおりだ・・・。

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倉庫物件ということで、改装にはかなりお金が掛かるのかも知れないが、作業用の大きなひさしが張り出しており、ここに海を見渡すアウトドアリビングを作りたいとか妄想が止まらない。  

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どこまで改装可能か、トイレはあるが住むに必要なライフラインの基礎が何処まであるのか、宿としての使用が可能なのか、とりあえずは見に行って、不動産屋さんと話をしてみないと分からないが、ピンときた物件であることだけは確か。

車も7台駐車可能と言うことで、キャンピングカーを受け入れるRVパーク的なことも2〜3台なら可能かも。なんとも妄想だけが先走っているが、早速来週徳島へ下見に行こうと計画中。前出のMさんとも打ち合わせする予定だ。

生きているという実感を取り戻せる場所を作りたい。

忙しい毎日を過ごす人が、しばしスマホやPCを傍らに置いて解放される、そんなお手伝いをしたいとの思いが一層強くなった。

次回下見を敢行し、その顛末をご報告したいと思います、お楽しみに。

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