蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
1年を24の季節に分ける二十四節気。
さらに細かく72に分けた七十二候(しちじゅうにこう)というのがあるんですね。
季節ごとの鳥や虫、植物、天候などの様子が72の時候の名前になっていて、なんと約5日ごとの自然の変化を捉え、きめ細かな季節の移り変わりを伝えている。
そしてまさに今の時候が、この「蚕起食桑」ということになるようだ。
読んで字のごとく、蚕が桑の葉をたくさん食べて成長する頃という意味。昔から貴重な絹糸を生み出すことで大切に育てられてきた蚕。人々の暮らしを支えてきた「