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出版日記 ‐ワタシの本ができるまで‐

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「あなたの本を出してみませんか」ある日届いた手紙には、確かにそう書いてあった。そして数日後、緊急入院。透析生活がはじまることが確定したワタシは、ここを人生の特異点と覚悟し、渾身で…
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薄氷のプロローグ/出版日記

おはよう 世界。 おはよう note。 note。いったいどれほどぶりに書いているのだろう。『古本屋開店日記』以来だから、ちょうど1年が経ったころでしょうか。 1年ぶり、改めまして北海道は小樽、海と山に恵まれた銭函(ぜにばこ)という地域にございます古本屋 DUALBOOKs の店主、ぢっちと申します。 この note という素敵な空間には、古本屋店主としてのあれこれ、例えば開店日記の続きとして、オープン後の理想と現実のはざまで反復横とびする日々や、本屋ならではの多少気の利

感激の冒険に必要なもの/出版日記01

おはよう、世界。 本日も、札幌市内の西、手稲駅を見晴らす渓仁会病院からお送りしております。連続猛暑日のうだるような暑さを乗り越え、たどりついた今日は久しぶりのたっぷり雨。畑に向き合う人々は口々に「遅いわー。でもありがたいわー」なんて言うのでしょうか。幼い子どもたちは「えー、海は?せっかく暑かったのにぃ、ねぇ海は?雨でもいいよぼくは」と、良心的に駄々をこねるのでしょうか。 ワタクシにはわかりません。 7月序盤から続く入院生活では外の空気に触れる機会など一度としてなく、見事に